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出川哲朗:評価一変の背景にゆるキャラ化? 「イッテQ!」Dが明かす人気の理由

テレビ
8日放送のバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」で、「男の挑戦 俺の金メダルシーズン2 inイタリア」企画に挑戦する出川哲朗さん(C)日本テレビ

 かつて「嫌いな男ランキング」で殿堂入りしていたことが嘘のようだ。4日に発表された「2018年 上半期 TV-CM 会社数ランキング」(エム・データ調べ)では、「ワイモバイル」「サントリー」など9社に起用され、男性タレント部門2位となった出川哲朗さん。今や老若男女問わず大人気となり、女性たちからは「可愛い」と黄色い声援までも飛ぶなど、“好感度タレント”へと評価が一変したが、バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)で、10年以上出川さんとタッグを組む武井正弘ディレクターは「出川さんは全然変わっていない」と語る。出川さんが人気者となった理由とは……。

 ◇最初は「リアクション芸人」として起用

 同番組では出川さんの担当として、企画を考え、出川さんのロケにほぼ毎回参加し、VTRの編集まで行っている武井ディレクター。07年2月に「イッテQ」のレギュラー放送が始まる前、06年に放送された特番では、出川さんの初めてのロケ企画「間欠泉でしゃぶしゃぶはできるのか?」を手がけた。周期的に噴き出す100度の熱湯を浴びながら、一生懸命にしゃぶしゃぶを作る体を張った挑戦で、出川さんを起用したのは「リアクション芸人さんとしてピカイチ面白かった」からだという。

 その後も、番組では「夢の100メートル!ゴムパッチン世界記録に挑戦」「ペットボトルロケットで人は飛べるのか?inタイ」などの「男の挑戦シリーズ」や、さまざまなマジックに挑戦する「マジシャン出川」、スターたちとのツーショット撮影を求め、カンヌ国際映画祭などに潜入する「パパラッチ出川」などの企画が生まれてきた。

 ◇「はじめてのおつかい」で人気爆発

 中でも、15年2月に初放送された「はじめてのおつかい」では、出川さんの“体当たりの英語”「出川イングリッシュ」が披露され、大人気企画に。英語をしゃべることもヒアリングも苦手な出川さんが、海外で道行く人に質問をしながら目的地にたどり着くまでを追う企画だが、英語の意味を取り違えるなどしても、最終的には到着できてしまう出川さんの高いコミュニケーション力も話題になった。

 既に他の番組でも普段の出川さんに着目するような企画が増え、出川さんの“素”の親しみやすさが視聴者に届くようになっていたが、この企画が出川さんの人気に一気に拍車をかけた。武井ディレクターによると、「はじめてのおつかい」以降、海外のロケ先で日本人のファンに囲まれることが急激に増えたといい、「なんでだろうと思っていたら、あれよあれよで、出川さんがいっぱいCMに出るようになった」と出川さんのブレークぶりを肌で感じていたという。

 ◇ゆるキャラ化とにじみ出る優しさ

 それでも「出川さん自身は全然変わっていないと思うし、出川さんが天狗(てんぐ)になっているわけでもない」と武井ディレクターは話す。現在の人気の理由については「まずは見た目。体形から何から完全にゆるキャラ」と、以前よりもふっくらとした外見を挙げ、出川さんの画面からにじみ出る優しさも人気の理由だと分析する。

 ロケ中にファンから「応援しています!」と声をかけられれば、「ありがとう」と応え、「写真いいですか?」とお願いされれば、「いいよいいよ」と快く応じているといい、武井ディレクターは「どこでも必ずやるんです。えらいなと思います。見てくださる方を大事にするというか、そういう優しいところがどうしたって画面上に出てくる」と話す。

 番組ではタレントのデヴィ夫人のほか、河北麻友子さん、堀田茜さんら「出川ガール」とのロケも多いが、共演者に対しても「やっぱり基本的に優しい」のだという。また、番組に加入したばかりのAD(アシスタントディレクター)にあだ名をつけて盛り上げるなど、「チームとして、楽しくロケができるような空気を作ってくれる。いろいろなところで気配りがすごいんです」と現場の雰囲気作りにも大きく貢献しているようだ。

 ◇“一生懸命な出川”がようやく伝わった

 8日放送の「男の挑戦 俺の金メダルシーズン2 inイタリア」では、出川さんが、イタリアの美女プロバレーボール選手のスパイクを返す挑戦や、魚のひれのようなフィンをつけたフィンスイミングなどの競技に挑む。武井ディレクターは「とにかく前向きに仕事をやってくれる。無理難題にも『まあ、やってやるよ!』と挑んでくれるのでありがたい」と感謝しつつ、「本当に一生懸命やっていて、客観的に見ているとすごく面白い」と話す。

 武井ディレクターは「見た目がゆるキャラみたいに太って、優しい感じがにじみ出ているところ」に加えて、そうした「一生懸命やっていることが、ようやく見ている人に伝わった」のではないかと分析する。

 番組では、出川さんがさまざまなネタに挑戦しても編集でカットすることも少なくなく、出川さんからは「このクソディレクター」と言われることもあると笑いつつ、「僕は出川さんの一番のファン。体を壊さないで、ずっと面白いおじさんでいてほしい」と思いを口にしていた。

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