ドラゴンボールDAIMA
第10話 ウナバラ
12月16日(月)放送分
那波マオさんのマンガが原作のテレビアニメ「3D彼女 リアルガール」の第1シーズンで、エンディングテーマ「HiDE the BLUE」を担当した、「楽器を持たないパンクバンド」とも呼ばれる「BiSH」。3月にリリースしたシングル「PAiNT it BLACK」が自身初となるオリコン週間シングルチャート首位を獲得するなど人気を集めている。アニメ「3D彼女」で主人公・筒井光(つっつん)の声優を務めた上西哲平さんと「BiSH」に、同作への思いなどを聞いた。
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――「3D彼女」のエンディングに決まった率直な感想は?
セントチヒロ・チッチさん アニメの音楽を担当するようになったのは最近のことで、少女マンガ原作のアニメを担当するのは初めてなので、女の子としてとてもうれしいです。主題歌がくるりさんということも含めて、とにかくうれしかったです。
モモコグミカンパニーさん 「3D彼女」を見てくれている方でBiSHを知らない方もいると思うので、これをきっかけにBiSHの音楽を聴いてくれるようになるとうれしいなと思いました。
上西さん BiSHさんの音楽が好きでアニメ「3D彼女」を見てくれている視聴者の方もいて、ツイッターでその声が届いたりしているので、お互いに相乗効果みたいのがあったらうれしいですよね。
ハシヤスメ・アツコさん 可能性が広がりますよね。(BiSHの)ファンの方とアニメやマンガの話をしたことってあまりないんですけど、見た!という感想を聞くと、モモコさんが言っていたように広がっているんだなって思います。手応えを感じますね。あと、やっぱり少女マンガなので、年齢層は幅広いと思うんですけど、青春真っただ中の方に刺さるような歌詞もあるので、いろいろな意味で響けばいいなって思いますね。
アユニ・Dさん エンディングテーマとして、少女マンガ原作のストレートな恋愛ソングを歌ったことがなかったので、とてもうれしいです。
上西さん BiSHさんはどちらかというともっと激しい歌を歌われているイメージなんです。声優仲間でBiSHさんのファンの人も多いので、エンディングテーマを担当してもらえることになってうらやましい!とお声をいただきます。
BiSH一同 うれしい!
上西さん 3月のイベントで初めて音楽と映像(アニメ)が付いたものを見ました。第三者目線で見て「3D彼女」とマッチングしていて、この曲以外では考えられないくらい素晴らしい曲だなと思いました。イベント前に、(ヒロインの五十嵐色葉役の)芹澤(優)さんと一緒に「すごくいいよね!」って話していました。
BiSH一同 ありがとうございます!
モモコグミカンパニーさん 原作、読みました! 少女マンガって女の子が主人公で、キラキラな男子を好きになるお話が多いと思うんですけど、「3D彼女」は男の子が主人公で、普段男の子ってこんなこと考えているんだって思いました。
セントチヒロ・チッチさん 私も一気に最後まで読んだんですけど、すごく引き込まれました。いろんな感情がこの作品には込められているんだなって。
上西さん 「3D彼女」は、男女の付き合った後のお話を描いていて、少女マンガって付き合うまでのお話を描く作品が多いと思うんですけど、恋愛っていいこと、きれいなことばかりではないのを丁寧に描いているのがこの作品の魅力だと思うんです。なので、BiSHさんが爽やかな部分だけでなく、激しい部分や自分たちが貫いているところを表現している点で、作品と何か特別なつながりを感じました。
――「HiDE the BLUE」の振り付けのイメージは?
セントチヒロ・チッチさん とても爽やかな、「3D彼女」に合う振り付けを意識しています。また、一緒にお客さんができるような振り付けにしています。ドアを開けていく振り付けなどがそうですね。
モモコグミカンパニーさん サビ最後の(歌詞の)「青春ビリーバーです」は、「3D彼女」の青春とBiSHの青春もかけ合わせたイメージの振り付けなんです。MVではみんなで変顔をしています。
セントチヒロ・チッチさん みんなで下校しているイメージです。学生の頃、みんなだったらこうするだろうなって。
――それぞれの活動の中で大事にしていることは?
セントチヒロ・チッチさん BiSHはすごく特殊で、普通の女の子がいなくて個性的な人が集まっているので、大事にしていることはたくさんあるんですけど、みんな自分の世界を持っているので、相手の世界に踏み込み過ぎない。これ以上、聞いちゃいけない時は聞かないようにしているし、長く一緒にいて、みんなそれぞれの世界を分かっているので、言わなくても「なるほど」ってなります。人それぞれいろんな距離感を大事にされていると思うので一概には言えないんですけど、BiSHはそれがちょうどいい関係を生み出していると思っています。
上西さん 皆さんとはまた違うんですけど、僕らは作品を作るにあたってキャラクターごとの関係性を大事にしていて、色葉を演じる芹澤さんに対して、色葉に対する距離感で接してたりすることもあります。
セントチヒロ・チッチさん そうなんですね。すごい。
上西さん 演技関係だとそうかもしれないんですけど、リアルな関係がそのまま演技に出ることもあるので、その作品ありきの距離感が大事なのかな?って個人的には思いますね。
モモコグミカンパニーさん BiSHはメンバーが振り付けを考えているので、普段の関係性を応用して振り付けを考える点で、そこはちょっと似た部分かもしれないですね。
上西さん たしかにそうですよね。
セントチヒロ・チッチさん 私たちはバラバラの6人だけど、BiSHっていう同じステージに立っている時は全員がむしゃらにやっているので、それは一体感があって、空気は一つのものに向かってやっていく感じですね。
上西さん 僕たちはアフレコの時、マイクが人数分ないんですよ。スタジオによってまた変わるんですけど、立ち代わり、せりふごとに入れ替わったりします。ただ、マイクがとても性能がいいので少しの音も拾ってしまう。なので、目と呼吸でやっていきながら、現場の空気感を大事にして、周りも見つつ、自分の役にも入らなきゃいけない。その取り組みは皆さんと少し通じるところもあるのかなと。
セントチヒロ・チッチさん そうですよね。とても大変そう。私たちもライブによってマイクの数が違ったりするので。
ハシヤスメ・アツコさん 次、誰が歌うかを考えながら行動しないと、マイクが次の人にいき渡らなかったりするので、本当に通じる部分だなって思いました。
――お互いに聞いてみたいことは?
ハシヤスメ・アツコ 喉ってどうされていますか? 聞いてみたいです! 普段、マスクはされていますか?
上西さん していますね。常時しています。寝る時も。風邪とか引いちゃうと声が変わっちゃうので、いつも喉あめ、喉スプレー、漢方薬を持っています。声が出やすい漢方薬とか、喉が炎症を起こしたときの消炎剤とかですね。皆さんもそうだと思うんですけど、僕らは声が出ないといくら気持ちが元気だとしても、仕事ができないと思うので、そこは気を付けています。逆に皆さんは普段、ケアで気を付けていることはありますか?
セントチヒロ・チッチさん ライブの前日はたくさん食べるようにしています。MCがある時は少し休めるんですけど、ないときは続けてずっと歌うので体力を維持するためにご飯はしっかり食べています。あと、ライブ中は水を飲まないので大変です。
上西さん 口が渇きませんか?
ハシヤスメ・アツコ 口がパサパサになります(笑い)。
――最後にメッセージをお願いします。
上西さん 「3D彼女」は、普段アニメを見ない方、少女マンガを読まない方でも共感できる内容になっているので、楽曲共々最後まで楽しんでもらえるとうれしいです。
ハシヤスメ・アツコさん 今までBiSHしか知らなかった人も、アニメしか知らなかった人も、お互い新しい世界に入れると思います。今まで経験したことがない世界、交わらないようで交わっていた世界で、新たな世界をお互い開けるような気がしているので、BiSHの「HiDE the BLUE」を気になった人は「3D彼女」を見てほしいし、アニメを見た人はBiSHの音楽をぜひ聴いてほしいなって思います。
セントチヒロ・チッチさん 原作がとても好きなので、「HiDE the BLUE」は「3D彼女」に沿って歌詞が書かれていて、学生時代の甘酸っぱい感じとか、疾走感とか、がむしゃらに頑張っている感じとか、私たち自身もまさに等身大で今までがむしゃらに頑張ってきて、だからこそ歌える歌と、アニメを見てくれている方を後押しできたらなと思っています。
モモコグミカンパニーさん 「3D彼女」は好きなストーリーで、私はつっつん推しなんですけど、好きな人はぜひ BiSHのライブ来て、ファン会とかでお話できたらうれしいです。
アユニ・Dさん エンディングテーマを聴いて少しでも気になった方は、「3D彼女」の物語を考えながら、BiSHの音楽を聴いてほしいです。
「3D彼女」は、オタク男子の筒井光と超絶美少女の五十嵐色葉の恋を描いたマンガ。アニメの声優は、上西さんが筒井、芹澤さんが色葉をそれぞれ担当したほか、蒼井翔太さんや津田美波さん、寺島拓篤さんらが出演。中条あやみさん、佐野勇斗さんが出演する実写映画が9月14日に公開されることも話題になっている。テレビアニメ第1シーズンが日本テレビの深夜アニメ枠「AnichU(アニチュウ)」で4~6月に放送された。第2シーズンは2019年1月から放送される。第1シーズンのブルーレイディスク&DVDの第1、2巻が発売中で、第3巻が8月29日、第4巻が9月26日に発売される。
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