浅田舞:妹・真央のソチ五輪の舞台裏 田中大貴とスポーツ特別番組でMCに

WOWOWの特別番組「無料放送!錦織・大坂・乾・柴崎・畑岡 あの人が選ぶ!衝撃と感動のスポーツ名場面50」でMCを担当する浅田舞さん(左)と田中大貴アナウンサー
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WOWOWの特別番組「無料放送!錦織・大坂・乾・柴崎・畑岡 あの人が選ぶ!衝撃と感動のスポーツ名場面50」でMCを担当する浅田舞さん(左)と田中大貴アナウンサー

 フィギュアスケーターで、スポーツキャスターでもあるタレントの浅田舞さんと、元フジテレビの田中大貴アナウンサーがMCを担当するWOWOWの特別番組「無料放送!錦織・大坂・乾・柴崎・畑岡 あの人が選ぶ!衝撃と感動のスポーツ名場面50」が4日午後5時からWOWOWプライムで、3時間にわたって無料放送される。ゲストは、元プロテニスプレーヤーの伊達公子さん、元ラグビー日本代表の大畑大介さん、プロゴルファーでタレントの東尾理子さん、元プロボクサーの長谷川穂積さんという豪華メンバーだ。MCを担当する2人に話を聞いた。

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 ――2人が最初に出会ったのは?

 田中さん 10年以上前の(フィギュアスケートの)全日本選手権でしょうか。僕は(フジテレビに)入社したばかりで、舞さんが10代だった記憶があります。当時は息遣いが聞こえてくるような緊張感がありました。まさか(一緒にMCをやる)こんな日が来るとは(笑い)。

 浅田さん 当時は、アナウンサーは女性というイメージがあって、選手同士で「カッコいい人がいるね。(男性なので)新鮮だよね」という話を裏でしていました。試合の当日は、選手同士で話すこともないのですが、試合が終われば「お疲れ様」などと言ったりしますからね。まあ、当時は子供だったんですよ(笑い)。

 ――思い出に残っているスポーツの名場面を教えてください。

 浅田さん ソチ五輪の妹(真央)のことです。残念ながらメダルは取れなかったのですが、人の心に響く感じでした。スポーツって結果がどうしても求められがちなのですけど、それでも何か違うものをもらえたな……という部分で、ずっと心に残っていますね。

 ソチのときは、(妹の演技を)1人でテレビの前で正座をして見ていました。(ショートプログラムの)失敗は(誰もがあるので)仕方のないことなのですが、終わった瞬間、ショックよりも「これは何とかしないといけない」と思いました。あらゆる人に連絡を取り、真央にも連絡をしました。もう、家族の1人としての気持ちでしたね。ずっと頑張ってやってきているのを見ていたので、ここで折れて次の日を迎えるのは、真央のためにもよくないし、「このままではダメでしょう!」という感じでした。真央がフリーで素晴らしい演技をしてくれたときは、ズーンと力が全部抜けたのが分かったくらいホッとしました。

 田中さん 僕は野球やサッカーはありすぎるので。(2015年の)ラグビーワールドカップで、南アフリカに日本が勝った瞬間ですね。体をぶつけ合うフィジカルコンタクトがある競技で、体格のいい外国人と戦って、日本人が勝てることなんてないと思っていました。そんな中で、世界トップレベルの国に勝つというシーンが生まれるというのを初めて見たことが心に残っています。サイズ感が、戦略を上回るってことがあるんだな……と感じたので、放送のときはゲストの大畑さんにぜひ聞いてみたいですね。

 ――放送で楽しみにしていることは?

 浅田さん スポーツに関しても、私はずっとフィギュアスケートしかやったことがなかったので、他のスポーツのことで知らないことも正直多いです。しかし仕事で現地に行って実際に見ながら、ファンやサポーターの雰囲気を感じたりしていると、やはりスポーツは面白いと感じます。そんなスポーツのシーンを今回まとめて見られるというのは楽しみです。単純にその興奮をレジェンドと一緒に味わい、専門的なことを引き出せたら最高に楽しいんじゃないかなと思っています。

 田中さん 今回、出演する方々に個々に取材をする機会はあっても、4人そろって並んで、一つのことに話していただくことは今までなかったことです。競技の感動的なシーンを見たとき、どんな感想を持ち、どういうトークになって、どういうところを見て、それを自分たちの中に落とし込み、自分たちの感性のプラスにして残していくのかを見てみたいなと思いますね。(ゲストの)皆さんはレジェンドなので、一つ一つ発する言葉が訓示のようで、聞きたいことがたくさん出てくると思います。

 ――見どころやメッセージをお願いします。

 浅田さん スポーツ放送の3時間、生放送でMCを務めるのは初めてなので、不安もありますが、田中さんと楽しく、元アスリートの経験も生かしながら、楽しい3時間にしたいなと思います。「あっという間に終わったね」と思ってもらえる番組にできたらいいなと思っています。

 田中さん 見ていただく皆さんに次の日のモチベーションにつながるような3時間にしてもらえればいいなと思っています。

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