世界コスプレサミット2018:コスプレ世界一にメキシコ代表 3年ぶり2度目 圧倒的強さで

コスプレ世界一に輝いたメキシコ代表
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コスプレ世界一に輝いたメキシコ代表

 名古屋市と近郊で開催中のコスプレの祭典「世界コスプレサミット(WCS)2018」で5日、コスプレの世界一を決める「世界コスプレチャンピオンシップ」が行われ、「ストリートファイター」のコスプレでパフォーマンスをしたメキシコ代表が優勝した。メキシコの優勝は3年ぶり2度目。日本は上位3位に入らなかった。

 メキシコ代表はほかに、過去の代表コスプレーヤーが選ぶ「エアアジア賞」、パフォーマンスナンバーワンに贈られる「ラグーナテンボス賞」など八つの特別賞のうち、五つを受賞する圧倒的な強さを見せた。

 男性2人組で「ストリートファイター」のゲーム画面を映像で再現。ダルシムとチュン・リーに扮(ふん)した2人が、身体能力を生かしてバク転や側転を交えて、ゲームさながらに戦った。ダルシムの腕が伸びる様子も再現したほか、チュン・リーが開脚して“宙に浮き”ながら回転しキックを繰り出すと、この日一番の歓声と拍手が上がった。

 2位は「無双OROCHI3」のコスプレでパフォーマンスをしたインドネシア代表、3位は「モンスターハンター:ワールド」のコスプレでパフォーマンスをしたタイ代表だった。

 WCSは、2003年にスタートしたコスプレの祭典。チャンピオンシップは、日本のアニメ、マンガ、ゲーム、特撮のキャラクターに扮した世界各国の代表コスプレーヤーが2人1組のチームで出場し、コスプレの完成度やパフォーマンスなどを競うコンテストで、05年から行われている。日本は09年と12年に世界一に輝いている。

 今年は、ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館、名古屋市中区)で開催。過去最多となる38の国と地域の代表が参加し、アラブ首長国連邦、プエルトリコを除く、36カ国・地域の代表コスプレーヤーが出場。南アフリカ、コスタリカ、ブルガリアが初出場した。声優の古谷徹さんが審査委員長を務め、審査員を歌手の水木一郎さん、マンガ家の種村有菜さんらが務めた。

 ◇世界コスプレチャンピオンシップ 歴代優勝国

 2005年 イタリア
 2006年 ブラジル
 2007年 フランス
 2008年 ブラジル
 2009年 日本
 2010年 イタリア
 2011年 ブラジル
 2012年 日本
 2013年 イタリア
 2014年 ロシア
 2015年 メキシコ
 2016年 インドネシア
 2017年 中国

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