俳優の成田凌さんが、女優の黒木華さんと俳優の野村周平さんがダブル主演する映画「ビブリア古書堂の事件手帖」(三島有紀子監督、11月1日公開)に出演することが10日、明らかになった。成田さんは、篠川栞子(黒木さん)の同業者で、マンガ専門のネット販売を行う稲垣を演じる。劇中では、稲垣、栞子、五浦大輔(野村さん)の恋の三角関係が描かれるという。
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成田さんは、黒木さんのことを「ご本人がお持ちの雰囲気に加えて、男前でカッコよく、力強さを持っている方」と印象を語り、野村さんに対しては「周平は、あんな俳優、見たことないですね。彼とは同い年ですが、誰に対してもフラットで、いるだけで現場がすごく明るくなるし、いとおしいやつ」と語っている。
また、成田さんは稲垣を演じるにあたり、三島監督から1900年代の詩人・中原中也と歌手のジャミロクワイさんのイメージを伝えられたという。成田さんは三島監督について「初めてお会いしたときは、キレのあるカッコいい女性だと思いました。俳優部に寄り添ってくれて、人を動かすという仕事に本当に向いている方だと思うし、優しいからこそ強い方で、もう一回仕事がしたいです」とコメントしている。
映画は、三上延さんの人気ミステリー小説シリーズが原作。過去の出来事から本が読めなくなった大輔は、祖母の遺品の中から出てきた夏目漱石の「それから」に記された著者のサインの真偽を確かめるため、鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れる。古書堂の美しい店主・栞子(黒木さん)は、極度の人見知りだが優れた洞察力と驚くべき推理力を秘めており、たちどころにサインの謎を解く。それが縁で古書堂で働き始めた大輔に、栞子は太宰治の「晩年」の希少本を巡って、謎の人物から脅迫されていると打ち明ける。力を合わせてその正体を探り始めた2人は、やがて太宰の2冊の本に隠された秘密が、大輔の人生を変える一つの真実につながっていることを知る……というストーリー。
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