南沙良:ポッキーCMで話題の16歳・美少女 昨年、鮮烈女優デビュー…

昨年公開の映画「幼な子われらに生まれ」女優デビューを飾った南沙良さん
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昨年公開の映画「幼な子われらに生まれ」女優デビューを飾った南沙良さん

 江崎グリコ「ポッキー」の新CM「何本分話そうかな・デビュー篇」に、宮沢りえさんの娘役で出演している南沙良さん(16)が話題だ。今回が初のCMながら、「転校先の学校になじめない娘」という役どころを、持ち前の繊細な演技で体現している。それもそのはず、南さんは昨年公開の映画「幼な子われらに生まれ」(三島由紀子監督)で鮮烈な女優デビューを飾った期待の若手女優の一人。11月には早くも2作目となる主演映画「無限ファンデーション」(大崎章監督)の公開が控える南さんの横顔を追った。

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 南さんは2002年6月11日生まれ、神奈川県出身の16歳。ティーン向けファッション誌「nicola(ニコラ)」(新潮社)の専属モデルとしても活躍中で、「幼な子われらに生まれ」では、女優デビュー作ながら、浅野忠信さん扮(ふん)する主人公の再婚相手の連れ子という複雑な役どころに挑戦し、三島監督から「反応力が天才」と絶賛された。

 そのほか昨年は、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)などで知られる行定勲監督が演出を担当したロックバンド「レベッカ」の17年ぶりの新曲「恋に堕ちたら」のミュージックビデオ(MV)に“主演”。行定監督も当時「オーディションで会ったときの演技のみずみずしさに心が奪われました。屈託のない笑顔ときらめく瞳を見て、すぐに彼女を撮りたいと思いました。将来が期待できる15歳だと思います」と印象を明かしていた。

 そんな南さんは、7月公開の映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(湯浅弘章監督)で、同学年の女優・蒔田彩珠(まきた・あじゅ)さんとダブル主演という形で、映画に初主演。うまく言葉が話せないことに引け目を感じ、周囲となじめずにいる女子高生を演じ、劇中では歌声を初披露していた。

 宮沢さんの“娘役”といえば、16年に公開され数々の映画賞を受賞した「湯を沸かすほどの熱い愛」(中野量太監督)での杉咲花さんのことを思い浮かべる人もいるだろう。映画とCMの違いこそあるものの、杉咲さんのように、ここから大きく飛躍する可能性を秘めた南さんの今後の活躍に注目だ。

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