今週シネマ:21、22日公開の映画「コーヒーが冷めないうちに」「食べる女」「若おかみは小学生!」…話題作が続々

映画「コーヒーが冷めないうちに」の場面写真 (C)2018 映画「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会
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映画「コーヒーが冷めないうちに」の場面写真 (C)2018 映画「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。21日に女優の有村架純さんが主演する映画「コーヒーが冷めないうちに」(塚原あゆ子監督)、小泉今日子さん主演の映画「食べる女」(生野慈朗監督)、テレビアニメ「若おかみは小学生!」の劇場版(高坂希太郎監督)が公開された。22日には俳優の野村周平さんが主演する映画「純平、考え直せ」(森岡利行監督)が公開される。

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 「コーヒーが冷めないうちに」は、舞台の脚本家・演出家として活躍する川口俊和さんの同名小説と、その続編「この嘘がばれないうちに」が原作。過去に戻れる不思議な席のある喫茶店を舞台に、客の人間模様が描かれる。時田数(有村さん)が、店主でいとこの時田流(深水元基さん)と切り盛りする喫茶店には、望んだ時間に戻れる不思議な席があった。うわさを聞きつけて来店した女性客(波瑠さん)は、渡米した幼なじみ(林遣都さん)の真意を確かめるために、過去に戻りたいという。しかしその席には、いつも女性客(石田ゆり子さん)が座っており……というストーリー。

 「食べる女」は、沢尻エリカさん、前田敦子さん、広瀬アリスさん、山田優さん、壇蜜さん、シャーロット・ケイト・フォックスさん、鈴木京香さんら主役級の豪華女優陣が集結。年齢も職業も違う8人の女たちの本音を、「食」と「性」を通してパワフルに描き出している。女性への応援歌のような群像劇だ。筒井ともみさんの「食べる女」(新潮文庫)と「続・食べる女」(アクセスパブリッシング)が原作。

 雑文筆家のトン子こと敦子(小泉さん)の古書店「モチの家」に女たちが集まった。トン子の幼なじみで、ごはんや「道草」の女将・美冬(鈴木さん)、トン子の担当編集者・ドドこと圭子(沢尻さん)、ドドの飲み仲間で制作会社の多実子(前田さん)。料理を囲んで、恋愛事情を赤裸々に語り合う。やがてそれぞれの日々に、新しい出会いが生まれていき……というストーリー。

 「純平、考え直せ」は、直木賞作家・奥田英朗さんの小説を、「女の子ものがたり」(2009年)や「上京ものがたり」(12年)などで知られる森岡監督が映画化した。野村さん演じるチンピラの坂本純平(野村さん)が、対立する組幹部の殺害を命じられる。拳銃一丁と数十万円の支度金を渡された純平は、偶然知り合った会社員の山本加奈(柳ゆり菜さん)と一夜を共にし、決行日までの3日間を一緒に過ごすことに。やがて引かれ合う2人だったが、無情にも決行の時は迫り……という展開。

 「若おかみは小学生!」は、令丈ヒロ子さんの人気児童文学が原作で、テレビ東京ほかでテレビアニメも放送中の人気作。劇場版は、交通事故で両親を亡くし、祖母の温泉旅館「春の屋」で暮らすことになった小学6年生のおっこが、ユーレイのウリ坊やライバルの秋野真月に助けられながら、次々とやってくる変わった客をもてなすために毎日奮闘する姿が描かれる。声優として小林星蘭さん、水樹奈々さん、松田颯水さん、薬丸裕英さん、鈴木杏樹さんらが出演する。

 このほかに、21日にプロレスが題材で、主人公の悪役レスラーを新日本プロレスの棚橋弘至選手が演じた映画「パパはわるものチャンピオン」が公開される。

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