注目ドラマ紹介:「僕らは奇跡でできている」変人大学講師・高橋一生のハートフルコメディー

連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」第1話のシーンカット=関西テレビ提供
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連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」第1話のシーンカット=関西テレビ提供

 俳優の高橋一生さん主演の連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」(関西テレビ・フジテレビ系、火曜午後9時)が9日からスタートする。ドラマ「僕の生きる道」シリーズや「フリーター、家を買う。」などの橋部敦子さんが脚本を手がけるオリジナル作。高橋さん演じる変わり者の大学講師・相河一輝が周囲の人間たちの「普通」や「常識」に変化を与えていく姿を描くハートフルコメディー。高橋さんは民放のゴールデン、プライム(GP)帯(午後7~11時)の初主演。

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 動物行動学を教える一輝は生き物の不思議に目がない。興味のあることなどには集中し、気になることは徹底的に調べるが、時間やルールを守ることができない。不得意なものは先送り。人の話を聞かず、空気を読めない。悪気なく失言もしたりと周囲から変わり者として距離を置かれてきた人物だ。

 そんな一輝に、周囲はいら立ち、翻弄(ほんろう)されることもあるが、偏見や先入観にとらわれることなく、自分の興味や好奇心に素直に従い、毎日を心豊かに過ごす一輝の姿勢に次第に影響を受けていく。

 高橋さんは「このドラマの受け取り方は、本当に皆さんの自由です。一輝の目線を通しても、他の登場人物を通しても、さまざまな価値観に触れていけます。いろいろな人がいて、それぞれ一人一人が素晴らしいものを持っていることを、説教くさくなく伝え、皆さんが豊かな気持ちになっていただけるドラマをと、キャスト、スタッフみんなで日々考えて作っています。豊かさを大事にしていただけるドラマだと思います」と見どころを語っている。

 一輝の通う歯科クリニックの院長の水本育実役は榮倉奈々さん、同クリニックの歯科衛生士の丹沢あかりはトリンドル玲奈さん、一輝と同じ研究室で働く准教授の樫野木聡は要潤さん、一輝の同僚講師、沼袋順平はお笑いコンビ「アンジャッシュ」の児嶋一哉さん、動物行動学の権威で大学の学部長・鮫島瞬は小林薫さん、大学事務長の熊野久志は阿南健治さん、一輝の祖父で陶芸家の相河義高は田中泯さん、一輝宅の住み込み家政婦の山田妙子は戸田恵子さん、一輝の教え子の大学生・新庄龍太郎は「関西ジャニーズJr.」の西畑大吾さんが演じる。

 20分拡大版の第1話。一輝は陶芸家の祖父、義高(田中さん)に見守られて育ち、今は住み込みの家政婦・妙子(戸田さん)と暮らしている。半年前、かつて師事した鮫島教授(小林さん)の勧めで講師になったが、大好きな生き物の研究に没頭する一方で、それ以外のことにはとことん無頓着。日々、職場のルールを守ることができない。事務長の熊野(阿南さん)に叱られ、同じ研究室の樫野木(要さん)や沼袋(児嶋さん)にも変わり者扱いされていた。

 不得意なことは先送りにする悪い癖から歯の痛みが我慢できなくなった一輝は、鮫島の紹介で行った歯科クリニックで育実(榮倉さん)に治療してもらう。やがて、一方的に話したり、診察時間を守らない一輝の態度にいら立った育実は、「常識っていうものがないんですか?」と言い放つ。そんな中、一輝の講義を受けている新庄(西畑さん)ら学生たちは、一輝の出した一風変わった課題に頭を悩ませていた……。

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