東京二十三区女:東京に眠る“禁断の伝説事件”描いた小説がWOWOWでドラマ化

小説「東京二十三区女」の書影
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小説「東京二十三区女」の書影

 映像作家で小説家の長江俊和さんの小説「東京二十三区女」が、WOWOWで連続ドラマ化されることが11日、分かった。東京23区の“禁断の伝説事件”を描いた作品で、一話につき一区のストーリーを描く、一話完結のホラーミステリードラマとなる。出演者は後日発表される。

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 「東京二十三区女」は、東京都内の恐ろしい伝説が隠されたスポットを巡るフリーライターの原田璃々子と元民俗学講師の島野仁が、数々の23区の怪異に遭遇する……というストーリー。失踪した母を求めて渋谷区の暗渠(あんきょ)に迷い込んだ女性会社員、江東区の“夢の島”に死体を隠す愛人の女、老いらくの恋と“池袋の女”の謎、港区を走る深夜のタクシーで怪異に遭遇する女社長の秘密など、東京23区の知られざる過去が描かれる。脚本、監督ともに、原作者の長江さんが手がける。

 長江さんは「東京が繁栄した陰には、恐るべき伝承や怪異が数多く存在します。そのことをテーマに『東京二十三区女』という小説を書きました。今回のドラマ化は、東京二十三区の怪に翻弄(ほんろう)された人間たちの悲哀や愛憎、狂気の部分に主眼を置いて、描くようにしました。知られざる『東京の怪異』に恐怖してください」とコメントしている。ドラマは2019年放送。

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