ドランクドラゴン塚地:薩摩川内で「西郷どん」トーク 貧乏・西郷家で「一番太っている」と物議

「西郷どん」トークショーに出演した「ドランクドラゴン」の塚地武雅さん(左から2番目) (C)NHK
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「西郷どん」トークショーに出演した「ドランクドラゴン」の塚地武雅さん(左から2番目) (C)NHK

  お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅さんが14日、鹿児島県薩摩川内市にて行われたNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」のトークショーに出演した。西郷家の使用人・熊吉を演じてきた塚地さんは新たに「薩摩川内観光大使」に就任。母親が薩摩川内市の甑島(こしきじま)出身という塚地さんは、「今日、やっと里帰りできた気持ち。(観光大使就任は)グッときたし、わくわくする。甑島にはまだ行ったことがないが、薩摩川内市は僕のルーツの場所であり、『西郷どん』に出演もしているので、微力ながらたくさんPRしたい」と意気込みを語った。

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 当初「せごどん」と聞いて「怪獣の話」と思ったという塚地さん。「“西郷さんのお話”と聞いて『俺が西郷さんをやるか?』と思った」と冗談めかすと、熊吉役については「西郷さんと一緒にいる役で、やりがいを感じて印象に残るように演じたいと思った」とコメント。大河ドラマの“すごさ”を聞かれると、「スタッフのこだわりがすごい。貧しい設定の西郷家の柱は、一度シロアリに食わせて持ってきていた」と明かした。

 また印象に残っている熊吉のせりふは「水を飲んでも太りもす」。貧乏な西郷家にあって「下男が一番太っている」と一部で物議を醸すも、「その時に、このせりふが台本に足されていた。これで皆さんの気持ちも解消されたのでは? 楽しかったし、視聴者にも喜んでいただけたと思う」と話していた。

 ドラマには第1回から登場し、一番の古株となったが、21日放送の第39回から始まる最終章の見どころについて、「町の仲間だった西郷と大久保が違う道に進む結末をぜひ見てほしい。そして西郷についていく熊吉もぜひ見てほしい」とアピールしていた。トークショーには市来琴役の桜庭ななみさん、海江田武次役の高橋光臣さん、江藤新平役・薩摩ことば指導の迫田孝也さん、中原尚雄役・薩摩ことば指導の田上晃吉さんも出演した。

 「西郷どん」は、明治維新から150年となる2018年に放送される57作目の大河ドラマ。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助)の愚直な姿に、カリスマ藩主・島津斉彬が目を留め、西郷は斉彬の密命を担い、江戸へ京都へと奔走。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。

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