お笑いタレントの明石家さんまさんと女優の大竹しのぶさんの結婚と離婚が、芥川賞作家の又吉直樹さんの脚本でドラマ化されることになり、さんまさん役を俳優の斎藤工さん、大竹さん役を女優の剛力彩芽さんが演じることが16日、わかった。ドラマ「さんまのいちばん長い日」として、25日放送の特番「誰も知らない明石家さんま3時間SP 初密着!さんま5つの謎を解禁!」(日本テレビ系)内で放送される。さんまさんは、「斎藤工が演じると、かっこよくなるな~」と満足げだったという。
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ドラマは、1988年に“世紀の結婚”と言われるほど世をにぎわせたさんまさんと大竹さんが、なぜ結婚し、なぜわずか4年で結婚生活に終止符を打ったのかをドラマ化。86年放送のドラマ「男女7人夏物語」の共演がきっかけとなった出会い、結婚、そして、さんまさんが“人生でいちばん長く”感じた一日だという92年9月9日の離婚会見までを描く。
別れる2人が、同じ日に、同じ場所で別々に離婚会見を行ったことは、芸能界で前例のないことだったが、実は離婚会見の直前、2人は同じ部屋にいたといい、ドラマも離婚会見直前の控室シーンから始まる。別れた今でも、家族4人で食事をし、さんまさんは大竹さんの舞台を観に行き、時にはテレビ番組でも共演する不思議な関係の2人。今まで明かされなかった結婚生活、離婚の真相も明らかになるという。
さんまさんは、ドラマ撮影後の剛力さんと行きつけの焼き肉店で対面し、「ドラマのオファーをよく受けたな」と照れながら声を掛けたという。また、ドラマのキャストが決定した後、大竹さんに「剛力があなたの役やんねや」と言ったところ、大竹さんが「似てる?」と聞いてきたというエピソードを伝えたという。さんまさんは、大竹さんに「似てないわ、アホーっ」と言おうとしたが、「そういや若いときの雰囲気と似てんのとちゃう?」と大人としての返しをしたという。
斎藤さんは、「今回、明石家さんまさんご本人の役のオファーをいただいたと聞いたとき、ひたすら驚きました」と告白。「さんまさんを演じるにあたり、関西弁の演技で挑もうとしましたが、安いモノマネになってしまうより、自分ならではの“さんまさん像”を、自分を通じて表現しようと思い、役と向き合いました」と紹介した。
一方、剛力さんは「(2人は)本当に別れたの?と思うほど、今でも仲が良く、波長も合い、さんまさんのしのぶさんへのツッコミの息の合い方も素晴らしいお二人だったので、今回そんなお二人のドラマを演じることができて、光栄でしたし、大変貴重な経験をさせていただき、うれしかったです」とコメント。
「さんまさんは、しのぶさんや結婚生活のことなど、テレビでは面白おかしくお話しされていますが、実は、電話のプロポーズの場面など、とってもロマンチストで、ちょっと照れ屋で、甘酸っぱくてキュンっとする一面を知ることができ、かっこいいなと思いました」と告白している。ドラマには東野幸治さん、渡部建さんも出演する。特番は、25日午後7時~同9時54分放送。
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