新宿アニソンスコープ：話題のヒプノシスマイク“最終決戦”CDが圧倒！　ヨコハマVSシンジュクのバトル曲収録

　アニソンが充実していることで知られるタワーレコード新宿店のアニメ担当バイヤー樋口翔さんが、アニソンの売れ筋や販売現場の生の声を伝える「新宿アニソンスコープ」。同店の12～18日の1位は、男性声優によるラップバトルプロジェクト「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」（ヒプマイ）の最新アルバム「MAD TRIGGER CREW VS 麻天狼（まてんろう）」でした。

ウナギノボリ

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　◇先週の結果

　ヒプノシスマイクは、12人の男性声優がキャラクターとしてラップを歌い、そのCDを発売していくプロジェクト。ラッパーはシンジュク、ヨコハマ、イケブクロ、シブヤと地区（ディビジョン）ごとにチーム分けされていて、各チームがラップで戦うラップバトルを収録したCDも発売されています。

　今回首位を獲得した「MAD TRIGGER CREW VS 麻天狼」は、前回のバトルを勝ち抜いたヨコハマの「MAD TRIGGER CREW」とシンジュクの「麻天狼」による“最終決戦”のラップバトル曲「DEATH RESPECT」が収録されています。同曲はミクスチャーロックの第一人者とも言われる「山嵐」が作曲・編曲を手がけていて、アグレッシブなロックサウンドに仕上がっています。

　アルバムは、オリコン週間ランキング（26日付）で約7万2000枚を売り上げ、初登場1位を獲得しましたが、新宿店でも圧倒的な売れ行きでした。店頭では、女性を中心に新規ファンが増え続けている印象です。

　続く2位には、歌手の西川貴教さんと「STEINS；GATE（シュタインズ・ゲート）」シリーズなどを手がけた志倉千代丸さんがプロデュースするバーチャルアイドルプロジェクト「B-PROJECT」発のドラマCD「KING of CASTE ～Sneaking Shadow～」がランクイン。鳳凰学園高校と獅子堂高校の勢力争いを描いたドラマが収録されています。3位には、年末のNHK紅白歌合戦への出演も話題となっている、ミュージカル「刀剣乱舞」の刀剣男士のアルバム「ミュージカル『刀剣乱舞』 ～結びの響、始まりの音～」が登場しました。今回はトップ3に、女性向けコンテンツの中でも今“バズっている”作品が並ぶ結果となりました。

　◇今週の動向

　人気声優の神谷浩史さんのアルバム「TOY BOX」、声優で歌手の山崎エリイさんのアルバム「夜明けのシンデレラ」、スマートフォン向けゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」のCDシリーズ第23弾「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 23 Twin☆くるっ★テール」に注目しています。

　◇タワーレコード新宿店アニソンコーナーランキング（左からタイトル、アーティスト）

1位　「MAD TRIGGER CREW VS 麻天狼」　MAD TRIGGER CREW／麻天狼　アルバム

2位　「KING of CASTE ～Sneaking Shadow～」　B-PROJECT　アルバム

3位　「ミュージカル『刀剣乱舞』 ～結びの響、始まりの音～」　刀剣男士 team幕末 with巴形薙刀　アルバム

4位　「FINAL FANTASY XIV - The Best」　GAME MUSIC　アルバム

5位　「Naru」　ラックライフ　シングル

6位　「A3！ VIVID AUTUMN EP」　Various Artists　アルバム

7位　「A3！ VIVID WINTER EP」　Various Artists　アルバム

8位　「azure」　TrySail　シングル

9位　「Okey Dokey Do it」　オッド・アイ　アルバム

10位　「UNION」　OxT　シングル

　◇プロフィル

　樋口翔　タワーレコード新宿店7階（邦楽・販売促進）アニメ担当バイヤー。2014年に町田店から異動。アニメにハマったきっかけは「新世紀エヴァンゲリオン」「BLUE SEED」「VS騎士ラムネ＆40炎」など1990年代の作品で、アニソンの中でもキャラソン、とりわけアイドルアニメ関連の楽曲を愛聴。マイアンセムは「アイドルマスターミリオンライブ！」より「Up！10sion Pleeeeeeeeease！」。お気に入りのアニメ、ゲーム作品は「プリティーリズム」「アイドルマスター」「フォトカノ」「サクラ大戦」など。