大林宣彦監督:妻・恭子さんの「映画功労賞」に喜びと感謝 「今日もキレイだよ」と会場沸かす

「第42回山路ふみ子映画賞」贈呈式に出席した大林宣彦監督(手前)と妻の恭子さん(左)
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「第42回山路ふみ子映画賞」贈呈式に出席した大林宣彦監督(手前)と妻の恭子さん(左)

 映画「転校生」や「時をかける少女」などで知られる大林宣彦監督が30日、東京都内で行われた「山路ふみ子映画賞」の贈呈式に登場。妻で、映画プロデューサーの大林恭子さんの「映画功労賞」受賞を受け、喜びと感謝を語った。

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 恭子さんのスピーチの後、壇上に上がった大林監督は「こんなすてきな、映画への愛と誇りと感謝の気持ちを絶えず持ち続ける皆さんの仲間の一人に、妻の大林恭子を入れていただいて。何よりも私の人生にとって、うれしい瞬間を過ごさせていただいております。ありがとうございます」と笑顔を見せると、恭子さんに「今日もキレイだよ」と呼びかけ、会場を沸かせた。

 大林監督は話の途中、せきで言葉を詰まらせる場面もあったが、壇上で小走りするポーズを見せるなど、元気な姿を披露。「映画は過去の歴史を変えることはできません。でも、未来の歴史を変えることはできます。戦争のない未来を皆さんが作ってください」と後進たちに呼びかけていた。

 同賞は、元女優の山路ふみ子さんが日本映画振興のため私財で設立した「山路ふみ子文化財団」が主催し、今年で42回目を迎えた。「映画賞」は「寝ても覚めても」の濱口竜介監督、「女優賞」は「万引き家族」(是枝裕和監督)に出演した安藤サクラさん、「新人女優賞」は「寝ても覚めても」でヒロインを演じた唐田えりかさんがそれぞれ受賞。「文化財団特別賞」は女優の草笛光子さんに贈られた。

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