俳優の阿部サダヲさんが18日、東京・青山の複合文化施設「スパイラル」で行われた「松尾スズキ+大人計画30周年記念イベント『30祭(SANJUSSAI)』」のオープニングセレモニーに出席。司会から来年の抱負を聞かれた阿部さんは、「来年NHKの大河ドラマに主演させていただきます。よろしくお願いいたします」と自身が出演する2019年放送の「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」を満面の笑みでアピールしていた。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
「松尾スズキ+大人計画30周年記念イベント『30祭(SANJUSSAI)』」は、松尾スズキさんが1988年に旗揚げした「大人計画」が今年で30周年、また松尾さんが「松尾スズキ」の名義で活動を開始してからちょうど30年ということなどを記念して開催されるイベント。「大人計画」の演劇活動30年分の舞台写真やけいこ風景写真、衣装や小道具などが並ぶ展覧会「大人計画大博覧会」のほか、「名作上演会と愉快なトーク」や「宮藤官九郎と伊勢志摩の感動ドキュメント“伝説の先輩を訪ねて”」、「松尾スズキ 30周年記念ファミリーコンサート“なんとかここまで起訴されず”」など、さまざまなイベントが実施される。同所で18~30日開催。
この日のオープニングセレモニーには、松尾さん、宮藤官九郎さん、皆川猿時さん、村杉蝉之介さん、荒川良々さんらも出席。「大人計画」を主宰する松尾さんは、「今日は生配信があったりネット記事がいっぱい出たりで、ここで何かを言うといろいろ問題が起きる。がんじがらめです」と苦笑いしながらあいさつをした。
宮藤さんは「(大人計画を)一生懸命やっていたからか、ほとんど記憶がない。(写真には)『こんな人いったけ』という人がいっぱい写っていて、なかには写っちゃいけない人も写っていますので通報とかしないでください(笑い)。なんだかんだいっておそろいのTシャツを着ているのが、恥ずかしいようなうれしいような感じ」とジョークを交えながら語った。
再びマイクを握った阿部さんは、「こんなイベントができる劇団に入れたことがうれしいし、運がよかったなと思います。劇団で30周年ってすごいことらしいのですが、そこにいられることがすごくうれしい」と感謝。続けて、「お客さんへの感謝の気持ちというか、ファン感謝デー的な触れ合えるようなイベントにしていきたい。いつもお世話になっているお客さんとかいらっしゃるので、そういう方たちに積極的に……来年大河ドラマの主役をやりますので、そういった感じも含めましてこういうあいさつになりました」とコメントして会場を沸かせていた。