女優の橋本環奈さんが、映画「十二人の死にたい子どもたち」(堤幸彦監督、2019年1月25日公開)に出演することが23日、分かった。橋本さんは、これまでキャストが明らかにされていなかった、12人の子どもの中の“4番”ことリョウコ(芸名:秋川莉胡)を演じる。
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橋本さんが演じるリョウコは、これまでの発表されたポスタービジュアルや映像などで、マスクを着用してニットキャップを目深にかぶった姿で登場。キャスト予想キャンペーンが展開され、SNSで盛り上がりを見せていた。リョウコは、自分を“大人たちに作られた虚像”だと葛藤を抱える人気女優という役柄で、「作られた人間よ! 大勢の大人が時間とお金をかけて作った商品よ!」というセリフもあるという。
映画は、「天地明察」や「マルドゥック・スクランブル」で知られる冲方丁さんの小説が原作。死に方やタイミングが全員一致することをルールに、集団安楽死をするために廃病院に集まった12人の未成年の前に、13人目の死体が現れる。12人は、不測の事態を前に議論し、状況から謎を推理する……という現代サスペンス。映画には、杉咲花さん、新田真剣佑さん、北村匠海さん、高杉真宙さん、黒島結菜さん、吉川愛さん、萩原利久さん、渕野右登さん、坂東龍汰さん、古川琴音さん、竹内愛紗さんが出演する。
――他の皆さんが発表されてから本日までどのような気持ちでお過ごしになられましたか。
緊張しました。逆にここで私だって発表されてがっかりされたら辛いし……、いろいろ考えました。こういう出し方をしたことによって、「4番誰??」っていうことで、SNS でも盛り上がっていただいたみたいで、それがすごくうれしくて。
――普段から注目されている橋本さんと、今回演じられた役は少し似通っているところがあると思うのですが、台本を読んで感じられた印象を教えてください。
4番のリョウコの役は、大人に囲まれて、言われるままっていうのが、わかるようでわからないというか。映画の中では、やっぱり女優っていうお仕事であったりとか、“秋川莉胡”としての見せ方として、やっぱり“秋川莉胡”のイメージが先行しちゃうっていうのもあると思うので、そういった悩みであったりをリョウコ自身は抱えていたんだろうなっていうことを深く考えてみたときに、全然自分にはない感覚が生まれてきた気がします。
――最近の「銀魂」や「今日から俺は!!」のような、橋本さんの女優としての新しい魅力、コメディエンヌとしての一面も最近は注目されていますが、今回は一転、シリアスな役ですね。シリアスな役を演じるにあたってご準備されたことはありますか。
素を出さないことですかね(笑い)っていうのも違うんですけど。ここに集まってる人たちは、子どもたちはみんな、死が終わりじゃないって思っていると思うんですね。そういった題材のシリアスなものだったので、私自身も死について考えるというよりは、人生について考えるきっかけになった作品だなと思います。
――同世代の俳優、女優さん方による白熱の演技合戦も本作見どころの一つですが、共演者から刺激をうけられたことはありますか。
めちゃめちゃ刺激受けました。1人が成長すると、相乗効果がすごくて、それこそ、同世代で集まることによって、そういった化学反応みたいなものが生まれてくるのを、堤さんが予想していたとするならば、怖いです(笑い)。たとえばシンジロウ(新田真剣佑さん)が泣くシーンで、台本には泣くって書いてないのに、全員が泣いちゃったりとか、感情も感染していきました。
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