スター☆トゥインクルプリキュア:シリーズ初の宇宙人プリキュア登場 地球を飛び出し宇宙で冒険

アニメ「プリキュア」シリーズの第16弾「スター☆トゥインクルプリキュア」のビジュアル(C)ABC-A・東映アニメーション
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アニメ「プリキュア」シリーズの第16弾「スター☆トゥインクルプリキュア」のビジュアル(C)ABC-A・東映アニメーション

 人気アニメ「プリキュア」(ABC・テレビ朝日系)シリーズの第16弾「スター☆トゥインクルプリキュア」が、2019年2月3日から毎週日曜午前8時半に放送されることが27日、明らかになった。第16弾のモチーフは宇宙、星座で、プリキュアが地球を飛び出し宇宙で冒険する。歌って踊って、衣装を描いて変身するといい、星のプリキュア・キュアスターに変身する星座と宇宙が大好きな中学2年生の星奈ひかる、惑星サマーン出身の宇宙人で天の川プリキュア・キュアミルキーに変身する羽衣ララ、太陽のように明るい中学3年生で太陽のプリキュア・キュアソレイユに変身する天宮えれな、おしとやかな中学3年生で月のプリキュア・キュアセレーネに変身する香久矢まどかが登場する。2004年に始まった同シリーズで、宇宙人のプリキュアが登場するのは初めて。

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 第16弾ののビジュアルも公開された。懐かしさのある1980年代テイスト、過去最高のキラキラをイメージしたといい、キュアスターらプリキュアが描かれている。アニメを手がける東映アニメーションの柳川あかりプロデューサーは、新作について「舞台は、地球からカラフルでポップな宇宙へと世界を広げます! 宇宙人は『未知、多様性』の象徴です。最初は地球にやってきたララという宇宙人を通して、ひかるたちは異質な文化 価値観に触れますが、ロケットに乗って宇宙に飛び出すことで、さらに幅広い存在と交流することになります」と説明。

 「プリキュア」シリーズはこれまでも多様性を描いてきた。柳川プロデューサーは「時に私たちは『未知の世界』『自分と違う存在』に対して不安や恐れを抱きます。しかし、ひかるは持ち前の好奇心で『分からない』状態から一歩踏み出し、価値観の違い、文化の壁、種族の垣根さえも想像力の翼で飛び越えていきます。自らの感性を大切にし、揺るがない信念を持っているところがひかるの魅力であり強みです。ララ、えれな、まどか。育った環境も性格も全然違うけれど、だからといってプリキュアになれないなんてことはありません。豊かなイマジネーションで物事に向き合い、自分の目で確かめ、自分の頭で考え、自分で判断することの大切さ。そして、広い世界には多種多様な価値観があることを知り、違いを楽しみながら、自ら星のように輝く(=スター☆トゥインクル)プリキュアたちの姿を描いていきます」と話している。

 新作は、宇宙と星座が大好きな星奈ひかるが、プリキュアに変身して、宇宙の支配をもくろむノットレイダーと戦う姿を描く。ひかるは、謎の生物フワ、宇宙人のララとプルンスと出会う。地球から遠く離れた星空界(ほしぞらかい)の聖域スターパレスでは、12星座のスタープリンセスたちが全宇宙の均衡を保っていたが、何者かに襲われ、プリンセスたちは12本のプリンセススターカラーペンになって宇宙に散らばってしまった。ララとフワは一緒に伝説の戦士・プリキュアを探していた。宇宙の支配をもくろむノットレイダーがフワに襲いかかり、ひかるが「フワを助けたい!」と思った瞬間、プリキュアに変身する。

 劇場版アニメ「ONE PIECE FILM GOLD」などの宮元宏彰さんがシリーズディレクターを務め、「魔法つかいプリキュア!」などの村山功さんがシリーズ構成、「スイートプリキュア♪」などの高橋晃さんがキャラクターデザインを担当する。

 アイドルグループ「でんぱ組.inc」の成瀬瑛美さんが星奈ひかる、小原好美さんが羽衣ララ、安野希世乃さんが天宮えれな、小松未可子さんが香久矢まどかの声優を務める。木野日菜さんが妖精のフワ役、吉野裕行さんが宇宙人・プルンス役として出演。北川理恵さんがオープニングテーマ「キラリ☆彡スター☆トゥインクルプリキュア」、吉武千颯さんがエンディングテーマ「パペピプ☆ロマンチック」を歌う。

 「プリキュア」シリーズは、普通の女の子が伝説の戦士プリキュアに変身し、さまざまな困難に立ち向かう姿を描くアクションファンタジー。第1弾「ふたりはプリキュア」が04年2月にスタートし、現在は第15弾「HUGっと!プリキュア」が放送されている。

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