豊島区:PRアニメお披露目 アニメイトと制作 世界に向け池袋をアピール

東京都豊島区とアニメグッズの専門店「アニメイト」が共同で制作した東京・池袋のPRアニメの会見の様子
1 / 5
東京都豊島区とアニメグッズの専門店「アニメイト」が共同で制作した東京・池袋のPRアニメの会見の様子

 東京都豊島区とアニメグッズの専門店「アニメイト」が共同で制作した東京・池袋のPRアニメが17日、同区のサイトで公開された。豊島区がPRのためにアニメを制作するのは初めて。アニメイトは1983年に池袋に第1号店が誕生するなど、池袋と関わりが深い。池袋のサンシャインシティ周辺は、アニメイトをはじめとしたアニメ関連の専門店が軒を連ね、女性アニメファンが集まることから乙女ロードとも呼ばれている。アニメやマンガが世界中で注目を集める中、世界に向けて池袋をアピールするのが狙い。

ウナギノボリ

 アニメは「<物語>シリーズ」などに参加してきた高津幸央さんが監督を務め、「ガールズ&パンツァー」などの吉田玲子さんが脚本を担当。「魔法少女まどか☆マギカ」「<物語>シリーズ」などのシャフトが制作した。アニメに登場するフクロウの化身は、公募で選ばれた蒼茉ゆるさんがキャラクター原案を担当した。声優の蒼井翔太さんが出演している。制作費は約3000万円。

 約3分のアニメで、2020年に豊島区の旧区庁舎跡地にオープンするHareza池袋や池袋エリア内に同年までに整備予定の四つの公園、乙女ロードなどを舞台に、少女の成長を描いている。海外を含むアニメイト全店でCMを上映するほか、23日にアニメイト池袋本店(東京都豊島区)で完成記念イベントが開催される。

 17日、豊島区役所で会見が開かれ、高野之夫豊島区長やアニメイトホールディングスの阪下實社長らが登場。高野区長は「マンガ、アニメはサブカルチャーではなくメインカルチャー」と考えているといい「素晴らしい文化を世界に発信していきたい。東京五輪のある2020年、豊島区、池袋に世界の方に訪れていただけるようにしたい」と語った。

写真を見る全 5 枚

アニメ 最新記事