海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
宮藤官九郎さん脚本の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)」の第3回「冒険世界」が20日放送される(NHK総合で午後8時ほか)。東京高等師範学校での新生活をスタートさせた金栗四三(かなくり・しそう、中村勘九郎さん)。幼なじみのスヤ(綾瀬はるかさん)に見合い話が舞い込んでいることを知り、ショックを受ける。その一方で、四三の人生を変える運命の出会いが迫っていた……。
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家族の期待を一身に背負って上京した四三だったが、東京高等師範学校での寮生活になじめない。夏休みの帰省では、スヤ(綾瀬さん)に見合い話があると聞かされ、傷心のまま東京に戻った四三は、偶然、三島弥彦(生田斗真さん)ら天狗倶楽部による奇妙な運動会を目にする。それがマラソンとの運命の出会いだった。
一方、浅草の不良青年、美濃部孝蔵(森山未來さん)も落語にのめり込もうとしていた。のちの大名人、古今亭志ん生への第一歩が踏み出される。
「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、1986年の「いのち」以来33年ぶり。勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治(たばた・まさじ)を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつなぐ。
第2回「坊っちゃん」は、テレビ寄席で志ん生(ビートたけしさん)が語るのは、日本初の五輪選手となった金栗四三の知られざる熊本での少年時代。学校まで往復12キロを走る「いだてん通学」で虚弱体質を克服した四三だが、軍人に憧れて海軍兵学校を受けるも不合格に。体を鍛えても無駄だと落ち込む四三だが、幼なじみのスヤ(綾瀬はるかさん)に励まされ、嘉納治五郎(役所広司さん)が校長を務める東京高等師範学校への進学を決意する……という内容だった。
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