ダンス・ボーカルグループ「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(三代目JSB)」の登坂広臣さんと女優の中条あやみさんがダブル主演を務める映画「雪の華」(橋本光二郎監督)が1日から公開された。映画は東京とフィンランドを舞台にしたラブストーリーで、ガラス工芸家を目指す綿引悠輔を登坂さん、憧れの地フィンランドに行くことを夢見る平井美雪を中条さんが演じている。今作が初共演という登坂さんと中条さんに、お互いの印象や撮影エピソードなどを聞いた。
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映画は歌手の中島美嘉さんのヒット曲「雪の華」をモチーフにしたラブストーリー。ひったくりに遭ったことをきっかけに悠輔と出会った美雪は、真っすぐな彼に引かれていく。悠輔の働く店が借金で危機に陥っていることを知った美雪は「私が出します、100万円。その代わり1カ月間、私の恋人になってください」と期間限定の恋を持ちかける……という展開。映画「orange-オレンジ-」(15年)などの橋本監督がメガホンをとり、映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(17年)、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」などの岡田惠和さんが脚本を担当している。
ストーリーは奇をてらうことのない、王道のラブストーリーだ。楽曲がヒットした当時はまだ幼かったという中条さんは「曲に合った繊細さ、はかなさがストーリーにも出ていて、真っすぐすぎるぐらい真っすぐな、王道のラブストーリーだなと思いました」と語る。近年は「3D彼女 リアルガール」や「ニセコイ」などマンガ原作の実写映画の主演が続いていた中条さん。「マンガ原作だと、絵コンテのようにマンガを見て参考にできる半面、プレッシャーにもなります。今作は基になったのが曲なので、自分の解釈で何回も聴きました。現場でも朝にメークしながら、登坂さんが携帯で『雪の華』をかけていて……その雰囲気が現場にも出ていたと思います」と作品への取り組み方を明かす。
普段、自身も三代目JSBのメンバーとして、音楽を仕事としている登坂さんは「普段アーティストとして活動しているので、MV(ミュージックビデオ)の撮影もあるし、『音楽から映像に』というのはすごくリンクする部分がある。音楽を映像として新しい形でお届けするというのは、共感できる部分でした」と映画のコンセプトへの思いを明かした。「例えば、自分の歌っている曲がいずれ映像化されたら、アーティストとしてすごくうれしいなと思う。楽曲がそういうふうに使われるのは、アーティスト冥利に尽きるのかなと感じます」とアーティストならではの視線で語る。
初共演の中条さんについては「見た目からもクールな雰囲気かなと思っていたら、会ったら人懐っこい子で。すぐ仲良くなりました」と登坂さん。「撮影もスムーズにいくように、お互いにコミュニケーションを取っていました。一緒に相談しながら作って、すごくやりやすく作品に入れました」とほほ笑む。一方、中条さんは「(登坂さんは)王道の(ラブストーリーの)イメージがない人だなって」と笑い、「お会いしたことがなかったので、どんな人だろうと思いつつ、楽しみにしていました」と心境を明かす。
王道のイメージがないというが、では、中条さんの中で登坂さんはどんなイメージだったのか。それについて尋ねると、「熊さん。熊みたいに温厚でドーンとしている……。可愛い感じの人だなって思いました」と中条さんは笑う。登坂さんは「(熊さんと言われたことは)ないですね」と苦笑しつつ、中条さんを「犬みたいだな、と(笑い)。超褒めてるんですよ、めちゃくちゃ最上級の褒め言葉。すごく人懐っこい感じがして、いるだけで現場の雰囲気が明るくなる」と表現し、仲の良さをうかがわせた。
印象に残っているシーンを聞くと、登坂さんが働くカフェのオーナー役で出演している浜野謙太さんとの共演シーンを挙げる登坂さんと中条さん。登坂さんは「(撮影は中条さんと)ほぼ2人だったから、ハマケンさんがいると強烈(笑い)。キャラが濃くてすごく面白かったです」と楽しそうに明かし、中条さんも「アドリブが強烈でした」と笑う。「台本にないことをずっとしゃべっているし、自分(登坂さん)向けのアングルでもずっとふざけた顔をしているので、それに耐えるのが必死で。楽しかったですね、いてくれると全然違う雰囲気になりました」と振り返る。
今作で美雪は余命1年と宣告されるが、けなげに前向きな姿を見せる。では、もしも2人が1年間という期限を設けられたら、何をするのだろうか。「全く我慢しない生活をしたいです」と答えたのは登坂さん。「1年間。欲のまま生きる。食べたいときに食べる、寝たいときに寝る、遊びたいときに遊ぶ。お金も全部使って、なんの束縛もない1年を過ごしてみたいですね」と願望を明かし、中条さんも「同感です。死ぬほどご飯が食べたい」と笑顔で語る。
同じ条件で、仕事面では「海外の作品をやって(出演して)みたい」と中条さん。「中国とかで、(規模が)大きな映画とか……。あとはアクション系もやってみたいです。『ワイルド・スピード』に憧れていて……(笑い)」と“海外進出”の意欲を楽しそうに打ち明ける。
登坂さんも海外への思いは同様のようで、「“ワールドツアー”ですかね。どうせなら、見たことのない景色を見ておきたい。だから、世界中をツアーで周れたら……。行ったことのない都市で拘束のない生活をして(笑い)、おいしいものを食べる」。
では、具体的にはどの国へ? そう最後に聞くと、登坂さんは「インドとか行ってみたいです。奥深そうな感じがするから」と言い、すかさず中条さんも「サリー着て踊ってみたい。カレー食べながら」とノリノリ。登坂さんから「ツアーに同行してもらって……」と提案されると、以前、映画「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」に出演した中条さんは「チアダンスしか踊れないけど(笑い)」と楽しい掛け合いを披露していた。
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