今週シネマ:1日公開の映画 「七つの会議」「雪の華」、劇場版「リケ恋」「メリー・ポピンズ リターンズ」…話題作が続々

映画「七つの会議」の一場面 (C)2019 映画「七つの会議」製作委員会
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映画「七つの会議」の一場面 (C)2019 映画「七つの会議」製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。1日には、狂言師の野村萬斎さんがサラリーマン役に初挑戦した映画「七つの会議」(福澤克雄監督)、ダンス・ボーカルグループ「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」の登坂広臣さんと女優の中条あやみさんがダブル主演した映画「雪の華」(橋本光二郎監督)、アイドルグループ「SUPER☆GiRLS」の元メンバーの浅川梨奈さんと「仮面ライダーゴースト」などで知られる俳優の西銘駿さんがダブル主演した映画「劇場版『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』」(旭正嗣監督、佐藤敏宏監督)、ディズニー映画「メリー・ポピンズ リターンズ」(ロブ・マーシャル監督)が公開された。

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 「七つの会議」は、人気作家・池井戸潤さんの小説が原作。1話ごとに登場人物の視点が変わるオムニバス形式の小説を、「下町ロケット」や「陸王」といった池井戸作品を数多くドラマ化してきた福澤監督が、萬斎さん演じる主人公はもとより、大勢の登場人物それぞれに見せ場を作り、見応えある作品に仕上げている。

 東京都内の中堅メーカー、東京建電。営業1課の万年係長・八角民夫(萬斎さん)は、俗に言うぐうたら社員だった。年下で敏腕営業マンの課長、坂戸宣彦(片岡愛之助さん)の叱責にも馬耳東風。その八角は坂戸をパワハラで訴える。パワハラ委員会は坂戸に異動処分を下す。社員たちは、その不可解な裁定に首をかしげるが……というストーリー。他に、香川照之さん、及川光博さん、朝倉あきさん、世良公則さん、鹿賀丈史さん、橋爪功さん、北大路欣也さんらが出演する。

 「雪の華」は、中島美嘉さんの楽曲「雪の華」をモチーフにしたラブストーリー。東京とフィンランドを舞台に、“期間限定”の恋が切なく展開する。登坂さんは自分の気持ちを表現するのが苦手な職人気質の悠輔を、中条さんは余命を宣告されながらも無邪気で可愛らしい美雪を好演している。

 幼少のころから病弱だった平井美雪(中条さん)は、いつか憧れのフィンランドでオーロラを見るという夢を抱いていた。美雪は、余命1年を宣告された日、ひったくりに遭い、打ちひしがれて声も出せずにその場に座り込んでしまう。そんな美雪の前に現れたのが、ガラス工芸家を目指す綿引悠輔(登坂さん)だった。ひったくり犯を捕まえた悠輔は、動けない美雪を見て「声出していけよ! 声!」と発破をかける。その真っすぐな性格に引かれた美雪は、悠輔が働くカフェが借金で危機に陥っていることを知り、「私が出します、100万円。その代わり1カ月間、私の恋人になってください」と期間限定の恋を持ちかける……という展開。

 「劇場版『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』」は、累計発行部数40万部超の山本アリフレッドさんのマンガ(フレックスコミックス)が原作で、恋愛経験のない理系の男女が、「お互いを好き」であることを理論的に証明する“理ア充”ラブコメディー。2018年にドラマ版が放送された。

 彩玉大学に通うツンデレ理系美女・氷室菖蒲(浅川さん)と雪村心夜(西銘さん)は、恋を理論的に定義にするため、デート実験、好きの構成要素を解明、心拍数計測実験、ムード値の計測など、さまざまな証明実験を始める。どれもうまくいかず限界を感じた雪村は、大学のセミナーハウスでの合宿を提案。そこには別の角度から実験を行う、哲学専攻の神凪悠(桜田通さん)らが滞在していた……というストーリー。

 「メリー・ポピンズ リターンズ」は、1964年に公開された前作「メリー・ポピンズ」の20年後、大恐慌時代(29~33年)のロンドンが舞台。大人になったマイケル(ベン・ウィショーさん)の一家に、メリー・ポピンズ(エミリー・ブラントさん)が再び奇跡を起こす。バンクス一家の長男マイケルは、父や祖父が勤めた銀行で働いていたが、大恐慌で融資の返済期限が切れ、家を失うピンチに立たされる。3人の子供たちがいるが、妻に先立たれ、家が荒れ放題だった。そんな折、魔法使いのメリー・ポピンズが空から舞い降りてきて……という展開。

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