松本穂香:湯浅政明監督の最新劇場版アニメで声優初挑戦 伊藤健太郎と「JR SKISKI」コンビで

劇場版アニメ「きみと、波にのれたら」で声優を務める伊藤健太郎さん(左)と松本穂香さん (C)2019「きみと、波にのれたら」製作委員会
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劇場版アニメ「きみと、波にのれたら」で声優を務める伊藤健太郎さん(左)と松本穂香さん (C)2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

 女優の松本穂香さんが、アニメ「夜明け告げるルーのうた」「四畳半神話大系」などの湯浅政明監督の新作劇場版アニメ「きみと、波にのれたら」(6月21日公開)で声優に初挑戦することが18日、明らかになった。俳優の伊藤健太郎さんが声優として出演することも発表された。松本さんと伊藤さんはJR東日本グループが1991年から展開する大型キャンペーン「JR SKISKI」でも共演している。

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 松本さんと伊藤さんが演じるのは、2人の主人公である雛罌粟(ひなげし)港と向水(むかいみず)ひな子に関わる重要なキャラクター。松本さんは、港の妹でぶっきらぼうな性格の高校生・雛罌粟洋子、伊藤さんは港の後輩で新人消防士の川村山葵(わさび)の声優をそれぞれ務める。

 アニメは、大学入学を機に海辺の街へ越してきたサーフィンが大好きな向水ひな子が、火事騒動をきっかけに、消防士の雛罌粟港と出会い、行動を共にするうちに、誰かのために一生懸命になれる港にひかれていく。しかし、港は海の事故で命を落としてしまい……というストーリー。ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の片寄涼太さんが声優初挑戦で港を演じ、女優の川栄李奈さんがひな子を演じる。

 松本さん、伊藤さん、湯浅監督のコメントは以下の通り。

 ◇松本さんのコメント

 アニメの声優に挑戦してみたいとずっと思っていたので純粋にすごくうれしかったです。監督もおっしゃっていたのですが、この物語は自信のない人たちの話で、それぞれが何かを感じて、気付いて、前に進んでいくお話だと思います。起こってしまうことはすごく悲しいことなんですが、そこで立ち止まらずに、皆が前を向いて、すごくポジティブで見ている人をきっと元気付けられるすてきな映画になっていると思うので、たくさんの人に見ていただきたいです。

 ◇伊藤さんのコメント

 湯浅政明監督の「カイバ」という作品が大好きで、独特の世界観や、ストーリーにはまっていたので、ご一緒できると聞いた時は純粋にうれしかったです! すごく切ないお話だと思いますが、見ている人たちがどこか勇気付けられたり一緒にいる人を大切にしようと思えたり、いろいろ考えさせられることの多い作品でもあると思います。全世代が楽しめる作品ですが、特に山葵のように、すごくもがいて頑張っているのに、仕事がうまくいかないとか、気持ちをうまく伝えられない人はたくさんいると思うので、そういった方々に見ていただけるとうれしいです。

 ◇湯浅監督のコメント

 洋子と山葵も主人公たちと同じようにテーマを体現している重要な役です。洋子は感情とは裏腹に一番強がった、ともすればステレオタイプになりがちな役柄ですが、松本さんが演じることでずっと血の通った「らしい」キャラになりました。山葵の方は素直で可愛らしい役柄ですが、情けない部分も多々あるので嫌われる可能性もありました。しかし、伊藤さんが演じることでとても愛すべき「感じのよい」キャラクターになっています。4人の活躍を早く見てほしいですね。

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