今週シネマ:22日公開の映画 「翔んで埼玉」「サムライマラソン」「アリータ:バトル・エンジェル」…話題作続々

映画「翔んで埼玉」の場面写真 (C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会
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映画「翔んで埼玉」の場面写真 (C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。22日に二階堂ふみさんとGACKTさんが出演する人気マンガが原作の映画「翔んで埼玉」(武内英樹監督)、佐藤健さんや森山未來さん、染谷将太さんらが出演する日本初のマラソン大会を題材とした映画「サムライマラソン」(バーナード・ローズ監督)、木城ゆきとさんの人気マンガ「銃夢(がんむ)」をハリウッドで実写化した映画「アリータ:バトル・エンジェル」(ロバート・ロドリゲス監督)、戸田恵梨香さんと大原櫻子さんがダブル主演した「あの日のオルガン」(平松恵美子監督)、アイドルグループ「SUPER☆GiRLS」(スパガ)の元メンバー、浅川梨奈さんの主演映画「血まみれスケバンチェーンソーRED」(山口ヒロキ監督)が公開された。

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 「翔んで埼玉」は、「パタリロ!」で知られる魔夜峰央さんが1982年に発表し、2015年に単行本として復刊されたマンガが原作。東京屈指の名門校、白鵬堂学院で生徒会長を務める壇ノ浦百美(二階堂さん)は埼玉県人を迫害していた。そんな中、米国帰りの麻実麗(GACKTさん)が転校してくる。実は麗は隠れ埼玉県人で、埼玉と東京の「通行手形」撤廃を目指して活動する埼玉解放戦線のメンバーだった……という展開。

 「サムライマラソン」は、日本初のマラソン大会といわれる「安政遠足(あんせいとおあし)」を基に描いた土橋章宏さんによる時代小説「幕末まらそん侍」(ハルキ文庫)が原作。幕末の1855年。安中藩では、開国を迫る米国の脅威に備え、藩士の心身鍛錬のために15里(約58キロ)に及ぶ「遠足(とおあし)」を開催。ところがその遠足を謀反の動きと見た幕府は、安中藩とり潰しを狙い、刺客を放つ……というストーリー。

 「アリータ:バトル・エンジェル」は、サイバー医師のイド(クリストフ・バルツさん)によって発見された、300年前のサイボーグの少女が主人公。アリータと名付けられた彼女は、ある日、自分が失われたテクノロジーで作られた“最強兵器”だと知る。アリータは、与えられた自分の命の意味を見つけるため、立ち上がる……というストーリー。「タイタニック」(1997年)や「アバター」(2009年)など映画史を塗り替えてきたトップクリエーターのジェームズ・キャメロンさんが脚本・製作を担当したことも話題だ。

 「あの日のオルガン」は、実話を基に、太平洋戦争末期、日本初の疎開保育園で子供たちを守った保育士の奮闘を描き出す。東京で空襲が激しくなってきた1944(昭和19)年。品川の戸越保育所では、主任保母の板倉楓(戸田さん)が保育所ごと疎開することを検討していた。疎開生活をスタートさせるが、現地との摩擦や24時間保育の難しさなどさまざまな壁が立ちはだかる……というストーリー。

 「血まみれスケバンチェーンソーRED」は、マンガ誌「月刊コミックビーム」(KADOKAWA)で連載された三家本礼さんのマンガが原作。前後編の2本立てで公開。浅川さんの、荒々しいスケバン役やチェーンソーを振り回す爽快なアクションが見どころだ。

 このほか、安田顕さんが主演を務める「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」(大森立嗣監督)、 お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんの小説を映画化した「凜-りん-」(池田克彦監督)が22日に公開された。

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