ワンピース エッグヘッド編
第1151話 父と描いた夢!ボニーの自由な未来
11月30日(日)放送分
話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、手塚治虫の名作マンガが原作のテレビアニメ「どろろ」です。アニメを制作するMAPPAの大塚学プロデューサーに、作品の魅力などを語ってもらいました。
あなたにオススメ
朝ドラ「ばけばけ」徹底特集! 高石あかりがヒロインに
マンガの神様・手塚治虫の傑作怪奇マンガが約50年ぶりに装いを新たに再アニメ化。「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」を手がけた古橋一浩監督をはじめとした豪華スタッフ陣により最高峰のアクションアニメとなっています。
アニメ「どろろ」の魅力はたくさんあるのですが、一番伝えたいのはやはり百鬼丸とどろろ、二人のキャラクターだと考えています。原作でもすてきな二人組でしたが、二人の関係性は原作とはかなり変わっています。かいがいしく百鬼丸の世話をするどろろ、それに対して体を徐々に取り戻しながら少しずつどろろの存在を認識していく百鬼丸。作品的にハードな描写も多いですが、ふとした時に挟まれる二人のやり取りに癒やされる視聴者の方々も多いと感じています。
体の部位を失っている百鬼丸を今の時代にテレビシリーズでいかに描くか、という部分は制作をする上で常に考えていました。単純な描写の問題だけでなく、取り戻すことで新たに知る感覚もあれば知ることで弱くなることもあり、その際にどういった感情が生まれるのか……。そこは監督や脚本の小林靖子さんが非常に力を入れられていた部分でもあります。
現代のファンに対しては、やはりデザインの部分でまず興味を抱いてもらえるよう(キャラクター原案の)浅田弘幸先生、(キャラクターデザインの)岩瀧智さんと議論を重ねました。手塚先生の柔らかい動きの表現や丸みなどを浅田先生の絵の範囲で取り入れていただきつつ、どろろがコロコロと動き回る感じなどを岩瀧さんがアニメーションに取り入れてくれました。とにかくどろろは可愛く、というところを皆さん意識して作業していて、それは今の視聴者の方々にもダイレクトに伝わっていると感じています。
僕自身が手塚先生の作品のファンでもあり、小学生の時に大好きなマンガだった「どろろ」の映像化に携われたことは、本当に幸せだと感じています。その分、半端なものは絶対作りたくないという思いも強かったのですが、監督、脚本、音楽などさまざまな工程で「どろろ」に対して強い気持ちを持ったトップクリエーターが集結してくれて、そこもまた恵まれていると思いました。
たくさんあり過ぎてまとめられないのですが、多宝丸とその家来、陸奥と兵庫の活躍にご期待ください。アニメのオリジナルな要素が満載です。
百鬼丸とどろろの旅がどういった結末を迎えるのか、視聴者の皆様もさまざまな想像をされていると思いますが、監督を中心としたアニメ制作チームが心血を注ぎ続けてたどり着いた答えがそこにはあります。ぜひ最後まで「どろろ」を楽しんでいただけますと幸いです。
MAPPA 代表取締役社長 プロデューサー 大塚学
電子マンガサービス「LINEマンガ」の2025年の年間ランキングが発表された。2025年1月1日~10月31日に最も支持を集めた作品をランキングし、「連載ランキング」では、同サー…
2026年1月5日発売のマンガ誌「『少年ジャンプGIGA』2026 WINTER」(集英社)で、芥見下々(あくたみ・げげ)さんの人気マンガ「呪術廻戦」の特集が組まれることが分かっ…
尾田栄一郎さんのマンガが原作のアニメ「ONE PIECE(ワンピース)」のグッズが当たるスピードくじ「一番くじ ワンピース 未来島エッグヘッド~Burst of Energy~」…
「BEASTARS」で知られる板垣巴留さんのマンガが原作のテレビアニメ「SANDA」の第10話「長い一瞬のような君」が、MBS・TBSほかの深夜アニメ枠「アニメイズム」で12月5…
マンガ「寄宿学校のジュリエット」などで知られる金田陽介さんの最新作が原作のテレビアニメ「黒猫と魔女の教室」が、CBCテレビ・TBS系のアニメ枠「アガルアニメ」で、2026年4月か…
2025年12月05日 14:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。