TAAF2019:アニメのデジタル化の未来 労働問題の解決も?

「東京アニメアワードフェスティバル2019」のシンポジウム「アニメーションのデジタル化に伴うアニメーターの将来像を探る」の様子
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「東京アニメアワードフェスティバル2019」のシンポジウム「アニメーションのデジタル化に伴うアニメーターの将来像を探る」の様子

 国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2019(TAAF2019)」(同実行実行委員会・日本動画協会主催)のシンポジウム「アニメーションのデジタル化に伴うアニメーターの将来像を探る」が10日、豊島区庁舎(東京都豊島区)で開催され、アニメーターがアニメのデジタル化について語り合った。

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 日本のアニメ制作の現場はまだまだデジタル化が進んでいないところもあるといい、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」「電脳コイル」などに参加してきた井上俊之さんは、デジタル化のメリットを「効率がよくなり、クオリティーの管理もできる。今、問題になっているアニメーターの労働問題が解決されるかもしれない」とコメント。また「効率化され、気をつけないといけないのが、単価が下がること。それを防がないといかない」と危惧した。

 シンポジウムは、「フリップフラッパーズ」などを手がけたアニメーターの押山清高さん、「夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~」などのりょーちもさんも登壇した。

 シンポジウムは「TAAF2019」の一環として開催。TAAFは、アニメ文化と産業の振興や新たな人材の発掘、育成を目的に2014年から開催されており、今年で6回目。11日まで。

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