俳優の山崎育三郎さんが2日、東京都内で行われたゲスト声優を務める劇場版アニメ「名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)」(永岡智佳監督)の完成披露舞台あいさつに登場。昨日、新元号が「令和」と発表されたことを受け、コナンが「平成のシャーロック・ホームズ」を目指しているように「令和のどんな存在」になりたいかと聞かれた山崎さんは、「令和の三郎」と宣言。「『平成の』といえば、僕は(野球の)イチローだと思うんですよ。イチロー選手みたいにはなれないけど、『令和といえば、さぶちゃん、三郎』と言われるぐらい、令和も頑張って活躍していきたい」と新時代での活躍を誓った。
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舞台あいさつには、同じくゲスト声優を務める河北麻友子さんや、高山みなみさん、山崎和佳奈さん、小山力也さん、山口勝平さんらキャストと、シンガポール政府観光局副長官のチャン・チーペイさんも出席。
山崎さんは物語の鍵を握るキャラクター、レオン・ローの声を担当。一足早く完成作を見たという山崎さんは「思っていた以上に、自分が出てきましたね」と感想を語った。また、「英語のせりふも半分以上で。1年だけ学生時代に留学していただけなので、(ニューヨーク育ちの)河北さんにチェックしてもらおうと思ったんですが、現場に行ったら先に帰られていて……」と苦笑いで現場のエピソードを明かし観客を笑わせる場面も。完成作を見た河北さんは、山崎さんの発音について「素晴らしかったです」と絶賛していた。
「名探偵コナン」は、小学生探偵の江戸川コナンが次々と起こる難事件を解決する人気マンガで、1994年から青山剛昌さんがマンガ誌「週刊少年サンデー」(小学館)で連載している。96年からテレビアニメが放送され、97年からは劇場版アニメも製作されている。
劇場版アニメ23作目となる「紺青の拳」は、シンガポールが舞台で、コナンの宿命のライバルである怪盗キッドがメインキャラクターとして登場するほか、“最強の空手家”の京極真(まこと)が劇場版に初登場。19世紀末に海底に沈んだとされる世界最大の宝石ブルーサファイア“紺青の拳”を巡り、コナンと怪盗キッドが、リゾートホテル「マリーナベイ・サンズ」で起きた殺人事件やシンガポールの巨大な陰謀に巻き込まれていく……というストーリー。河北さんはレオンをサポートする美人秘書のレイチェル・チェオングの声を担当する。12日公開。
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