良いこと悪いこと
第8話 7人目、だーれだ?
12月6日(土)放送分
桂正和さんの名作マンガが原作の連続ドラマ「電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-」(テレビ東京ほか)。昨年1月期に放送され、西野七瀬さんが“ビデオガール・アイ”を演じた実写版「電影少女」の新シリーズで、前作の恋愛ストーリーから一転、ダークファンタジー的な内容となる。今作において、物語の核となる“悪のビデオガール”神尾マイを演じているのが「乃木坂46」の山下美月さんだ。今回がドラマ初主演(萩原利久さんとのダブル主演)ながら、“人外キャラ”という難しい役どころに挑戦。「主演という形でこの作品に携わることができるのはありがたいこと。でもビデオガールって人間じゃないので、どうなるのかな、私が演じることができるのかなって不安も大きかったですね」と明かす山下さんに話を聞いた。
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「電影少女」は、「ウイングマン」「I”s」で知られる桂さんが1989~92年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載。恋に悩む高校生の弄内(もてうち)洋太が不思議なレンタルビデオショップで借りてきたビデオを再生すると、いきなり美少女が画面から飛び出してきて……というストーリー。
実写ドラマの前作は、昨年1月期に西野さんと野村周平さんのダブル主演で、原作から約25年後の2018年を舞台に描かれた。新シリーズとなる今作は、“悪のビデオガール”神尾マイ(山下さん)と、彼女によって道を踏み外していく少年・叶野健人(萩原さん)の物語。テレビ東京の五箇公貴プロデューサーは「確実に賛否両論ある“問題作”になると思います」と予告していたが……。
原作マンガでは「あい」と敵対するビデオガールとして描かれ、今回のドラマでも人々をもてあそぶ“悪女”として登場しているマイ。雰囲気はどこか冷たくて妖艶、時に男の子を罵倒したり、逆に迫ってみたりと、山下さんは劇中で、これまでに見せたことのない表情を随所で披露している。
山下さんは「普段のお仕事ではなかなか巡り合うことのない体験でしたので、罵倒するシーンとか、普通の女の子が口にしないようなせりふを言うシーンもあったりするので、そういうシーンでは振り切ってやっています」と笑う。
今回「自分の殻を破ってどこまでマイちゃんという役に入ることができるのか、葛藤したり、不安になった時期もあった」というが、「今までにやったことのなかった役で、男の子を骨抜きにしていくという悪のビデオガールなんて、もう二度とやることはないんじゃないのかなって思うので(笑い)、役に入ってお芝居をしている時間が本当に楽しいですし、毎日充実しています」とうれしそうに話していた。
黒を基調としたマイの衣装デザインは原作者の桂さんが描き下ろした。山下さんは「コートを脱ぐと袖の部分がシースルーになっていたり。スカートとかも透けていて、映像では分かりづらいんですけど、そういった細かいディティールは、マイちゃんの大人っぽさや女性らしさを考えて作ってくださったんだなって」と実感している。
さらに山下さんは「マイちゃんのイメージカラーが赤と黒で、マントの裏は赤になっているんです。劇中衣装はもう1パターンあって。メイドさんっぽい服を、胸元がハート形に透けているのを作ってくださって、お気に入りですね」と話していた。
マイを使って自分の黒い欲望を形にしていく健人との関係は今後、どうなっていくのか、視聴者にとっては気になるところ。
山下さんは「序盤はマイちゃんの怖さが際立っているんですけど、健人と出会ってしばらくすると2人の関係性にも変化が生まれてきます。中盤に入ると健人も心を開いて、マイちゃんも笑顔が増えて。そういうシーンは見ていると“前作から引き継がれているもの”がちゃんとあるんだなって思います」としみじみ。「健人と絡んでいる可愛らしいシーンを見ると、マイちゃん可愛いな、こういう顔を持っているんだなって感じて、私もうれしくなりますし、ファンの皆さんはそういったところも楽しんでもらえたら」とアピールしていた。
「木ドラ25『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』」はテレビ東京で毎週木曜深夜1時に放送。Amazonの動画配信サービス「Amazon Prime Video」で見逃し配信され、BSテレ東でも放送されている。
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