稲垣吾郎さんが14日、東京都美術館(東京都台東区)で開催中の「クリムト展 ウィーンと日本 1900」のスペシャルサポーターとして同所で会見に出席。音声ガイドに初挑戦した稲垣さんは「僕も美術館に行くと必ず借りるタイプ。僕も借りて聴いていいんですよね? 普通にプライベートで何度も足を運びたいと思います。集中して自分の音声ガイドを聴きながら作品を見ている僕を発見したら、声をかけずにそっとしておいてください」とちゃめっ気たっぷりにアピールした。
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稲垣さんは音声ガイドの収録について、「すごく楽しかった。テレビや映画では、お茶の間とかで見ていただける方のことを想像しながら収録をしたり、撮影したりしますが、今回は美術館の音声ガイド。この場所をイメージしながら、そして、あまり出しゃばったまねはしたくないなというか。どうしても僕がしゃべっていると僕のイメージがあるというか。でも、美術館鑑賞の邪魔をしてはいけないなと。皆さんの耳に届きやすいように、聴き心地がいいように意識した」と振り返った。
この日、音声ガイドの原稿を生披露した稲垣さんは、会見で記者が撮影している写真について「どんなふうに使われるのかな。最初はちょっと緊張していましたけど、後半はちょっと使いどころかなと。いい感じの、表情もいいところ使ってくださいよ(笑い)」と笑顔で注文していた。
「クリムト展 ウィーンと日本 1900」は、19世紀末ウィーンを代表するオーストリアの画家グスタフ・クリムトの没後100年を記念して開催。初期の自然主義的な作品や「黄金様式」の時代の代表作、甘美な女性像や風景画など、日本では過去最多となる25点以上の油彩画を展示。スペシャルサポーターの稲垣さんは、ゲストナレーターとして音声ガイドに出演している。