今週シネマ:17日公開の映画 「コンフィデンスマンJP」「居眠り磐音」「うちの執事が言うことには」…話題作続々

映画「コンフィデンスマンJP」の一場面 (C)2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会
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映画「コンフィデンスマンJP」の一場面 (C)2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。17日に長澤まさみさん、東出昌大さん、小日向文世さんが共演し、2018年4月期にフジテレビ系“月9ドラマ”として放送された「コンフィデンスマンJP」の劇場版(田中亮監督)、俳優の松坂桃李さん主演の映画「居眠り磐音(いわね)」(本木克英監督)、アイドルグループ「King & Prince」(キンプリ)の永瀬廉(れん)さん主演の映画「うちの執事が言うことには」(久万真路監督)が公開された。

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 「コンフィデンスマンJP」は、一見、平凡で善良そうだが華麗に大胆に人をだまし続ける百戦錬磨のコンフィデンスマン(=信用詐欺師)のダー子(長澤さん)とボクちゃん(東出さん)、リチャード(小日向さん)が、さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大かつ奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る……という“痛快エンターテインメントコメディー”。

 劇場版は、「ロマンス編」と銘打ち、香港が舞台。竹内結子さん、江口洋介さん、三浦春馬さんらがゲスト出演している。ダー子らの次なるオサカナ(=ターゲット)は、香港マフィアの女帝で、「氷姫」という異名を持つラン・リウ(竹内さん)。ランが持っているといわれている伝説のパープルダイヤを狙うも、なかなかエサに食いつかず苦戦する。そんな中、天才詐欺師ジェシー(三浦さん)が香港に現れ、同じくランを狙っていることが判明する。そこに、以前ダー子たちにだまされて恨みを持っている日本のヤクザ・赤星(江口さん)の影もちらつき始め、事態は予測不可能な方向へ……という展開。

 「居眠り磐音」は、累計2000万部を突破する佐伯泰英さんの人気シリーズが原作。坂崎磐音(松坂さん)は江戸での勤番を終え、幼ななじみの小林琴平(柄本佑さん)と河出慎之輔(杉野遥亮さん)と共に、3年ぶりに故郷・豊後関前藩に戻る。ところがある事件が起き、磐音は琴平の妹で許嫁(いいなずけ)の奈緒(芳根京子さん)を残し脱藩、浪人となる。江戸で長屋暮らしを始めた磐音は、昼はうなぎ屋、夜は両替屋・今津屋の用心棒として働く。やがて幕府が流通させた新貨幣を巡る陰謀に巻き込まれていく……というストーリー。映画の時代劇で侍を演じるのは初めてという松坂さんの、主人公の心情が表れた刀さばきにも注目だ。

 「うちの執事が言うことには」は、14年に刊行された高里椎奈さんの同名ミステリー小説(角川文庫)が原作。日本が誇る名門・烏丸家の第27代当主となり、18歳にして飛び級で大学を卒業するほどの頭脳を備えた烏丸花穎(からすま・かえい、永瀬さん)。突然、引退宣言した先代当主の父・真一郎(吹越満さん)が行方不明となり、急ぎ留学先から戻ってきた花穎を待っていたのは、新しい執事だという青年・衣更月蒼馬(きさらぎ・そうま、清原翔さん)だった。不本意ながら衣更月と主従関係を結ぶことになった花穎は、招待されたパーティーで、ある事件に巻き込まれる……というストーリー。

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