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宮野真守:ルパンに感じる「男の美学」 「LUPIN THE IIIRD」新作で不二子のセクシーボイスにドキッ

アニメ
アニメ「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」に声優として出演する宮野真守さん

 人気アニメ「LUPIN THE IIIRD」シリーズの新作「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」(小池健監督)が31日公開される。作品オリジナルキャラクターで、峰不二子の敵、殺し屋ビンカムの声優を務めるのがシリーズ初参加の宮野真守さんだ。幼い頃から作品に触れ「男の美学を感じる」と話し、不二子を演じる沢城みゆきさんの演技について「セクシーボイスを出す時があるんですけど、そこはヤバいですね。ドキッとしました」と語る。作品の見どころやアフレコ現場の様子などを聞いた。

 ◇ルパンの「格好つけない格好良さ」が魅力

 「LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘」は、2012年に放送されたテレビアニメ「峰不二子という女」や劇場公開された「次元大介の墓標」「血煙の石川五ェ門」に続く新作。父親の横領した5億ドルの鍵を握る少年ジーンと、彼と行動を共にしていた不二子が、呪いの力によって人の心を操る殺し屋ビンカムに命を狙われる。ほかにルパン三世役の栗田貫一さん、次元大介役の小林清志さんらが声優として出演する。

 宮野さんは、「ルパン三世」シリーズについて「誰もが知っている歴史ある名作であるし、その流れの中でいろいろ打ち出し方が変わっていきながらも今の時代までずっと愛されている」と話す。自身もテレビシリーズなどで作品に触れ、「ハードボイルドで粋な主人公というか、格好つけるではない格好良さみたいなところが子供心に面白いな、すてきだなと思っていました」と振り返る。声優として「自分も携われる機会があったらいいなとずっと思っていた作品なので、今回このような形で参加できるのは光栄なこと」と語る。

 主人公ルパンの魅力を「ちょっとちゃめっけがあって、ほどよくスケベで(笑い)、軽妙な立ち振る舞いをするけど、最後はびしっと決める。その男の美学みたいなところがルパンの格好いいところ」と表現。「LUPIN THE IIIRD」シリーズの世界観は「ハードボイルドな部分がすごく色濃く出ている」と説明し、「原作にリスペクトを持って、新たな打ち出し方をしているのがこのシリーズなんだなと思いながら参加させていただいた」と語った。

 ◇殺し屋役で「フゥー」の吐息に緊張?

 今回、宮野さん演じるビンカムは、呪術的な能力を持ち、相手を自分の意のままに従わせる殺し屋。口、指の爪など全身が凶器となる危険なキャラクターだ。ミステリアスな部分も多いが、宮野さんは「彼が一体どういう存在なのかが物語のキーポイントになってくる」と話す。そんなビンカムが不二子と接し「影響されるところが、大事な物語の流れになってくる。そこを楽しみしていてほしい」と語る。

 ビンカムを演じる上での役作りについて聞くと、「僕は、取材などの場で役作りにおいて言えることが一個もないんですよ。なぜならネタバレになってしまうから。でも、そこが僕にとって役を演じる上で一番大事な部分」と話し、台本を読み込んだ上で「こういうふうにしゃべろうではなくて、必然的にああいうしゃべり方になるんだろうなって思って、現場で監督に相談する」とこだわりを明かした。その上で、今回は「マシンのように不二子に迫るビンカムですが、僕は奥にある気持ちが大事と思って演じた」と語った。

 ビンカムは口数が多いキャラクターではないが、吐息で砂煙を巻き起こして相手を操る特殊能力を使ったり、呼吸を荒らげたりと「息」が印象的なキャラクターだ。宮野さんは「特殊能力を使う時に『フゥー……』と風を飛ばすんですけど、現場で監督に『今のフゥーいいね、最高のフゥー出たね』と言われました。だから次から『フゥー』に緊張しちゃって」と笑顔でエピソードを話した。

 ◇沢城みゆきが演じる新たな不二子 精神性まで描く新作

 現場では、ビンカムに影響を与える不二子について、声優を務める沢城さんと話す機会が多かったという。

 「この作品は『不二子の嘘』というタイトルがとてもキーポイントになっていて、子供と一緒に行動する不二子の精神性が描かれています。『不二子ってこういう女なのかもしれない。でもそれすら嘘なのかもしれない』と感じてもらえるような内容になっているんです。その精神性については沢城さんと結構話しましたね」

 今回描かれる不二子は「今までとは違う不二子」と表現する。「『不二子ってこうかもしれない』という部分に触れた時には、ホッと安心しました。不二子の人間性というか、あったかい部分というか。それすらも嘘なのかもしれないのですが……。しかも、沢城さんがやっていることもあって、物語に深い愛情を感じたんです」と笑顔で語った。

 不二子とビンカムが戦うアクションシーンも見どころという。これまでは積極的な戦闘要員ではなかった不二子だが、この作品では「『不二子つえーじゃん!』ってみんな思うと思います」と宮野さん。「ビンカムは、力を入れずに不二子を吹っ飛ばすぐらいのフィジカルの強さを持っているんですが、そんなビンカムに対して不二子はめっちゃガンガンくる」と語った。

 作品は「ヤバいぜ、不二子。」がキャッチコピーとなっており、宮野さん自身、「沢城さんが不二子を演じてセクシーボイスを出す時があるんですけど、そこはヤバいですね。ドキッとしました」と明かした。「セクシーであることは、やはり不二子の大事な武器なので、それが沢城さんのお芝居と相まって、とても魅力的に響く」という。新作で描かれる新たな不二子の魅力と、それに影響される宮野さん演じるビンカム。新たな物語をスクリーンで体験してほしい。

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