知英:想定体重100キロ超え! 特殊メーク3時間の“ぽっちゃり体型”披露

映画「どすこい!すけひら」で、想定体重100キロ超えの特殊メーク姿を披露した知英さん(C)2019 劇場版「どすこい!すけひら」製作委員会(C)清智英・たむら純子/講談社
1 / 5
映画「どすこい!すけひら」で、想定体重100キロ超えの特殊メーク姿を披露した知英さん(C)2019 劇場版「どすこい!すけひら」製作委員会(C)清智英・たむら純子/講談社

 韓国の女性アイドルグループ「KARA」の元メンバーで、女優で歌手の知英さんが、映画「どすこい!すけひら」(宮脇亮監督・11月公開)で、想定体重100キロ超えの特殊メーク姿を披露していることが30日、わかった。知英さんが演じるのは、ぽっちゃり体型の主人公・助平綾音で、ひょんな事故に巻き込まれ、昏睡状態から目覚めると、誰もがうらやむナイスバディーに変身している……という役どころ。知英さんの特殊メークは、ハリウッドでの活躍経験を持つ特殊メークの第一人者、江川悦子さんが担当。知英さんは、「とても細かな作りで特殊メークに3時間以上かかりました。季節は真夏だったので、ファットスーツを着込んでの撮影は、暑くて暑くて大変でしたが、スタッフの皆さんが一生懸命作ってくださいました」とコメントしている。

ウナギノボリ

 映画は、清智英さんが原案、たむら純子さんがマンガを担当した同名マンガを映画化。元おデブ(どすこい)の鈍感女子をめぐる三角関係ラブコメディーで、監督は、「続・最後から二番目の恋」「最高の離婚」「ファーストクラス」など数々のテレビドラマを演出し、「あのコの、トリコ。」で長編映画初メガホンをとった宮脇監督が担当する。

 大好きなチョコレートに囲まれて暮らすため、イタリアに移住したぽっちゃり体型の主人公・綾音(知英さん)。ひょんなことから事故に巻き込まれ、昏睡状態から目覚めると、誰もがうらやむナイスバディーに変身していた。帰国後は、エステティシャンとして働いていたが、恋愛には無関心で、大好きなチョコレートと、趣味のゲームに没頭する日々を送っていた。そんなある日、サロンの超VIPで、人気アイドルの湊拓巳から食事に誘われる。拓巳に淡い恋心を抱く綾音だったが、拓巳に恋人がいることが発覚し……というストーリー。

 知英さん、宮脇監督のコメントは以下の通り。

 ◇知英さん

 助平綾音を演じました、知英です。私が演じる綾音はとても太った女の子で、ある事故がきっかけで痩せてしまい、見た目が別人になり人生が一変する一人二役のようでそうじゃない役を演じさせていただきました。

 ドジでみんなからどすこいと呼ばれる太った綾音は、クスッと笑えるキュートな子です。とても細かな作りで特殊メークに3時間以上かかりました。季節は真夏だったので、ファットスーツを着込んでの撮影は、暑くて暑くて大変でしたがスタッフの皆さんが一生懸命作ってくださいました。

 痩せた綾音は中身は変わらないのに、見た目が変わり人生が一変します。綾音自身も周囲からの扱われ方の変化に戸惑いが……。不器用で繊細な愛すべきキャラクターを表現しています。ドジで自分に自信がない綾音が夢や恋の展開をきっかけに自分自身を好きになることで、大きな壁を乗り越え仲間たちと成長していく姿が見どころで、見ていただければ、きっと元気をもらえます。

 今回、宮脇監督とは初めてご一緒させていただきましたが、綾音の一つ一つの細かい演出を手掛けてくださいました。劇中で世界名作パロディーも出てくるのも見どころですし、キャストの皆さんの個性が際立っていて、笑いあり涙ありのラブコメディーでもあり、人生のエールのような映画になっています。公開を楽しみにしてください。

 ◇宮脇監督

 タイトルを初めて聞いた時は、てっきり相撲の話かと。まさか知英が相撲を取ることはないだろうが。予想は大きく裏切られ、タイトルからは想像もつかない世界に。そしてこの主人公を魅力的な愛らしいキャラクターにしたいと強く想いました。

 知英はその想いに見事に応えてくれました。真夏の撮影で心身共に過酷な状況の中でも、常に前向きでクリエイティブな彼女の姿勢や人柄が、現場の雰囲気も作品も良くしていると感じていました。

写真を見る全 5 枚

映画 最新記事