フジテレビ:遠藤龍之介新社長が抱負 「視聴率を上げて業績を上げる」

フジテレビの新社長に内定した遠藤龍之介専務(左)とフジ・メディア・ホールディングスの新社長に内定した金光修専務
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フジテレビの新社長に内定した遠藤龍之介専務(左)とフジ・メディア・ホールディングスの新社長に内定した金光修専務

 フジ・メディア・ホールディングスの金光修専務とフジテレビの遠藤龍之介専務が、それぞれの社の次期社長に内定し、6月7日、東京・台場の同局で会見を開いた。ともに、26日の定時株主総会及び取締役会を経て正式に社長に決定する。宮内正喜現社長は、会長に昇任する。

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 会見で遠藤専務は「視聴率を上げて、業績を上げること」と抱負を語り、宮内社長の約2年間については、「増益を続けることができ、視聴率も上昇傾向だった」と評価。就任後は「まず、働いている人の気持ちの改革します。慢心と保守性、ここにメスを入れていきたい」と意気込んだ。

 苦戦が続く同局だが、遠藤専務は「かつては時代の心をつかんでいた我々が、ここ数年ついていけなくなった。数々の長寿番組の打ち切りが、その一つの表れだと思います」と振り返り、「昨年からその形が終焉(しゅうえん)になり、新しい流れを作るためにトライアンドエラーをしてきた。昨年後半から数字が上向きになってきたのが、その兆しだと考えています」と手応えを語っていた。

 ◇プロフィル

 遠藤龍之介(えんどう・りゅうのすけ) 1981年3月、慶應義塾大学文学部卒。同年4月フジテレビに入社。2010年6月に常務、13年6月に専務に。父は小説家の遠藤周作。

 金光修(かねみつ・おさむ) 1978年3月、早稲田大学第一文学部卒。83年4月フジテレビに入社。2013年6月にフジ・メディア・ホールディングス常務、15年6月にフジ・メディア・ホールディングス専務に。

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