空知英秋さんの人気マンガ「銀魂」の“最終訓”が6月20日、同作の公式アプリ「銀魂公式アプリ」に配信され、約15年の歴史に幕を下ろした。マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)、「ジャンプ GIGA」(同)で最終回を迎えられなかったことも話題になり、“三度目の正直”でついに完結となった。最終訓「第七百四訓 天然パーマにロクな奴はいない」は、15年にわたる連載を締めくくるストーリーが59ページで描かれている。
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「銀魂」は、2018年9月15日発売の「週刊少年ジャンプ」42号で最終回を迎え、約15年の連載に幕を下ろす予定だったが、完結しなかったことも話題になっていた。“最終回の向こう側”の連載が、同12月28日に発売された「週刊少年ジャンプ」増刊「ジャンプ GIGA」2019WINTER vol.1で始まり、今年2月22日に発売された同誌2019 WINTER vol.3で完結する予定だったが、またしても完結できず、公式アプリで“最終回の向こう側(続き)”を配信。最終訓に当たる“最終回の向こう側(続き)”の第3回は、5月27日発売の「週刊少年ジャンプ」26号で「6月10日配信予定」と発表されたが、集英社によると諸事情で6月17日に配信が延期。同14日には、さらなる配信延期が同誌の公式ツイッターで発表され、20日配信となった。
「銀魂」は、天人(あまんと)と呼ばれる異星人に占領された江戸時代を舞台に、何でも屋を営む侍・坂田銀時らが難題を解決する姿を描いたSF時代劇コメディー。「週刊少年ジャンプ」で2003年12月に連載がスタートした。コミックスの累計発行部数は5500万部以上。テレビアニメ化されたほか、小栗旬さん主演の実写映画もヒットした。コミックス最終77巻が8月2日に発売される。
完結を記念して、公式サイト「銀魂どっとこむ」では「ホントにホントでホントの完結記念!『元気魂(げんきだま)』キャンペーン」を実施する。本当に連載がいつ終わるのかが誰にも分からなかったため、全く盛り上げをしてもらえなかったことに危機感を覚えた万事屋メンバーと歴代担当編集が読者からの感謝コメントを募るという内容で、サイト内に特設ページを設置し、コメントを集計。寄せられたコメントは、コミックス最終77巻とファンブック「広辞苑」が発売される8月2日に新聞広告として掲出される予定。
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