ガンダム Gのレコンギスタ:劇場版は全5部作 第1部「行け!コア・ファイター」世界初上映 富野監督「大人は楽しんでいただく必要はありませんが…」

「Japan Expo」に登場した富野由悠季監督(C)創通・サンライズ
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「Japan Expo」に登場した富野由悠季監督(C)創通・サンライズ

 パリで開催された「Japan Expo(ジャパンエキスポ)」で7月5日(現地時間)、人気アニメ「ガンダム」シリーズの“生みの親”として知られる富野由悠季監督が登場。「ガンダム Gのレコンギスタ」の劇場版が全5部作となることが発表され、第1部「行け!コア・ファイター」が世界初上映された。第1部は2019年に展開予定。

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 富野監督は「正面切って言います。大人の人は楽しんでいただく必要はありませんが、お子さんの目で見て楽しんでください」と語った。

 「ガンダム Gのレコンギスタ」は、「ガンダム」シリーズの35周年記念作品の一つとして2014年10月~2015年3月に放送。軌道エレベーターを守る組織のキャピタル・ガードのパイロット候補生ベルリ・ゼナムの冒険を描いた。

 ◇富野由悠季監督のコメント

 「Gのレコンギスタ」というタイトルには「ガンダム」というタイトルが付いていますが、基本的に「ガンダム」とは関係がない作品です。ですから「ガンダム」という作品を知っている人には「理解ができない」と嫌われました。ですが、まったくこの種類のアニメを知らない人には、オンエアの時に多少の人気を手に入れました。また、日本では、深夜にしかオンエアされませんでしたので、僕にとっては公開したという意識がございません。だけど、今言いました通り、一部の若い方の支持を得られましたので、だったらきちんと作り直そうと思いまして、劇場版という形で作ることになり、今日ようやくこちらで初めて公開することができます。ですから、ここにいらっしゃる方にはちょっとお願いなんですけれど、みなさんのお子様に見ていただくように宣伝をしていただけると、とてもうれしく思います。

 そして、ここの会場の習慣として、このように制作者が来たときには、いろいろとお話しをさせてもらうように強制されています。ただ、今言いましたように「Gのレコンギスタ」という作品は、全く新しい形の作品ですので、まずご覧いただいて、そのあとで質問の時間を取らせていただきたいと思います。ですから正面切って言います。大人の人は楽しんでいただく必要はありませんが、お子さんの目で見て楽しんでください。

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