人気ゲーム「ファイナルファンタジー(FF)」シリーズのイメージイラストなどで知られる天野喜孝さんがキャラクターデザイン原案を手がけるアニメ「ジビエート」が2020年夏に放送されることが分かった。アニメは、人気マンガ「猿ロック」などで知られる芹沢直樹さんがモンスターデザインを担当し、サウンドクリエーターの古代祐三さんが劇伴を担当する。米ロサンゼルスで行われたイベント「ANIME EXPO」で発表された。
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アニメは、2018年10月に発足した、天野さんらクリエーターが海外に向けて「和」をテーマに情報発信を行う「ジビエートプロジェクト」の集大成として制作。天野さんがキャラクターデザインに関わるのは2009年放送の「ジャングル大帝 -勇気が未来をかえる-」以来、約10年ぶりとなる。アニメの制作陣はまだ未公開だが、“レジェンド級”スタッフが集まるという。
アニメの舞台は、感染者が怪物になってしまう「ジビエ」と呼ばれるウイルスが蔓延(まんえん)した2030年の日本。そんな日本に江戸時代初期からタイムスリップしてきた侍と忍びが現れ、ジビエを治す研究をしている博士と共に命がけの旅に出る……というストーリー。
こんなエピソードがある。アメリカで出版したDCコミックでイギリスのSF作家ニール・ゲイマン原作「サンドマン 夢の狩人-ドリームハンター」(2000年)の作画を担当していたが、いまだに出版されている。スペイン語になったりフランス語になったりと。英語圏に出ていくと、結果的に一気に広がる可能性がある。ジビエートプロジェクトはそんな作品になると、期待をしています。
世界的に有名な天野先生とこれから発表されるさまざまな有名なアーティストと一緒に仕事ができる、そして海外に向けて発信していく巨大なプロジェクトなので緊張していますが、それにふさわしい作品にできるだろうと思いますし、その一員として頑張っていきます。ぜひ期待して待っててください。
ここまでスケールの大きい作品は初めてですね。キャラクターも世界観も素晴らしく魅力にあふれていますので、それらをより一層引き立てる、ユニークな世界を持った音楽を作りたいと思っています。ジビエートはグローバルに、より多くの方々に語り継がれるものになる、そんな予感がいたします。
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