中谷美紀:蜷川実花監督ドラマ撮了「自由も権利もつかみ取るもの」 池田エライザは「自分の純度も上げてくれた」

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「Netflix」オリジナルシリーズ「FOLLOWERS」のクランクアップを迎えた(左から)蜷川実花監督、中谷美紀さん、池田エライザさん

 蜷川実花さんが監督を務めた、動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」のオリジナルシリーズ「FOLLOWERS(フォロワーズ)」がこのほど、クランクアップを迎えた。約3カ月にわたる撮影を終えた主演の中谷美紀さんは「この作品を通じて、自ら運命を切り開いていくと言いますか、自由も権利もつかみ取るものなのだと教えていただいたように思います。年齢や性別を何かを諦める理由にしない人間でありたいなと思いました」と語っている。

 「FOLLOWERS」は、蜷川監督が長年温め続けてきた企画を映像化。SNSにアップされた1枚の写真をきっかけに、有名になった女優の卵が、東京で夢を追う多くの女性たちとの新しい出会いを通して成長していく姿を描く。中谷さんが第一線で活躍する女性写真家の主人公・奈良リミ、池田エライザさんが漠然とした女優への夢を抱えて上京する百田なつめをそれぞれ演じる。2020年初頭に配信予定。

 池田さんは「なつめという役を通して、自分自身を通りすぎていった苦しみやあがいていたところに改めて触れることになり、それはすごく美しい感情だったんだなとか、みじめに見えてたのに全然みじめじゃなかったりとか、自分の純度も上げてくれるような存在でした」と語っている。

 中谷さん、池田さん、蜷川監督のコメント全文は以下の通り。

 ◇中谷美紀さんのコメント

 毎回、新たなお仕事のお話をいただくたびに、初日は本当に緊張するんですよね。新たな役に携わるときは、毎回毎回、自分の殻を脱ぎ捨てて、見知らぬ人物の体の中に入っていくという感じで。もしくは新たな魂を自分の体の中に入れるという感じなので、戸惑いますし。終わるときは、毎回本当にすがすがしい気持ちで「終わったー!!」っていう感じです。

 女性の生きづらさみたいなことが、今もしきりに叫ばれていますし、自分でもそれは感じることではありますけれども、時代のせいにしたり、社会のせいにしたり、人のせいにしたり会社のせいにしたりすることは、簡単ですし、自分自身もそうしてしまいがちではあるのですが、この作品を通じて、自ら運命を切り開いていくと言いますか、自由も権利もつかみ取るものなのだと教えていただいたように思います。年齢や性別を何かを諦める理由にしない人間でありたいなと思いました。

 女性礼賛の作品なので、当然女性にはご覧いただきたいですし、女性の生態を不可解に思っていらっしゃる男性にもご覧いただきたいですし、属性を問わず世界中の方にもご覧いただきたいです。

 ◇ 池田エライザさんのコメント

 なつめという役を通して、自分自身を通りすぎていった苦しみやあがいていたところに改めて触れることになり、それはすごく美しい感情だったんだなとか、みじめに見えてたのに全然みじめじゃなかったりとか、自分の純度も上げてくれるような存在でした。これからなつめにうっかりですけど、救われる瞬間が多いんじゃないかなと思います。見てる人にこれからを想像してもらえるようなシーンを最後に撮れたので、これからっていうところで終わったなっていう感じもあるし、でもここまで無事にみんなと来れたということが今は純粋にうれしいです。

 「最近なんだか、つまんないな」って思ってる人に「FOLLOWERS」のキャスト全員並んで「人生案外つまんなくないよ」って、その人に言ってあげてるような作品になっていると思います。オシャレ作品だと思ったら、すごい中身がぎっしりで、明日から頑張ってみようかなって思う作品になってると思うので、そういう方にもぜひ、見ていただきたいです。どの作品よりもリアルに描かれた東京で、私は大いに泣き、大いに笑いました。お楽しみに!

 ◇蜷川実花監督のコメント

 今回、中谷さん演じるリミたち大人と、エライザ演じるなつめたち若者、両者を通して、ディテールにこだわり、衣装からセリフから、細かく詰めて“今の東京”を描いていきました。軽やかで楽しそうな大人たちの姿から伝えたかったのは「大変なこともあるけれど、それでも大人ってこんなに楽しいよ」ということ。一方で、今の若い子たちの空気感を取り込みながら、自分が若かった頃に抱いていた焦りや不安、怒りもきちんとすくい上げ、表現することができたと思います。

 中谷さんはずっと大好きな女優さんで、ご一緒できて本当にうれしかったですし、中谷さんの中にある芯の強さがリミとリンクして、そこに助けられました。エライザは私よりずっと年下なのに、姉のような包容力があって大ファンです。エライザから聞いた言葉をセリフに入れるなど、彼女から教わることがたくさんありました。

 豪華キャストの方々以外にも、東京の“今”かっこいい人を全員出したい!とたくさんの方に集まっていただきました。東京が舞台で、身近な友人たちも出演してくれて、これほど現実と物語が接近した作品は今までありませんでした。撮影中は、虚実入り交じった毎日で、何度も不思議な感覚に陥ったほど。長期に及ぶ撮影でしたが、これが“東京の真ん中”という作品になると思います。ぜひ楽しみにしていてください。

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