スカーレット:次期朝ドラ主題歌はSuperfly ヒロイン・戸田恵梨香「恐れ入ったという感じです」

2019年度後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」の主題歌を担当するSuperfly
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2019年度後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」の主題歌を担当するSuperfly

 女優の戸田恵梨香さんが主演する2019年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の主題歌を、ボーカリストの越智志帆さんのソロユニット「Superfly」が担当することが8月15日、明らかになった。

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 ドラマ用に書き下ろされたオリジナルソング「フレア」で、Superflyにとって初の朝ドラ主題歌。カントリー調のリズムをベースに、ギターサウンド、シタールやジャンベといった民族楽器の音色を取り入れた多国籍感あふれる明るいポップソングとなる。歌詞には、陶芸家であるドラマの主人公が向き合う“炎”をモチーフに、日々の出来事にも前向きになれるよう、凛(りん)としていたいという心持ちがつづられ、タイトルには、炎(flare)と 自己表現・才能(flair)の二つの意味が含まれている。

 「スカーレット」は、女流陶芸家の草分けとなる“究極の働き女子”川原喜美子(戸田さん)が主人公。喜美子は大阪で1937(昭和12)年に生まれた3人姉妹の長女で、9歳で滋賀県の信楽に移り、幼い頃から一家を支える。地元の信楽焼に触れて育ち、やがて男性ばかりの陶芸の世界で女流陶芸家の草分けとして歩み始める……という物語。人気ドラマ「ホタルノヒカリ」シリーズなどで知られる水橋文美江さんが脚本を手がける。放送は9月30日~2020年3月28日を予定。

 ◇Superflyコメント

 「スカーレット」主題歌のお話をいただき、とてもうれしかったです。幅広い世代の方々に聴いていただけること、物語のオープニングとして毎朝聴いていただくことを意識して、ドラマのお話にスッとバトンをつなげられるような曲にしたいと思い制作しました。主人公である陶芸家の川原喜美子が“炎”と向き合い作品を作る姿に共感し、私にとっての“炎”はものをつくること・生きていくための好奇心や好きという気持ちを表しているものだと気付きました。その燃え上がった炎を大事に、絶やさぬように、という気持ちを歌っています。毎日流れるのでメロディーはシンプルで口ずさめるようなものでありながら、明るさの中にも切なさがあるイメージで作曲しました。一方、 アレンジはシタールやパーカッションなどいろんな国の楽器を取り入れ、主人公像の“枠にとらわれていない”世界観を表現しています。この曲を聴いて皆さんの中にもある“炎”を絶やさぬよう、ポジティブな炎を燃やし続けられるよう前向きな気持ちになっていただけたらうれしいです。私も主人公・川原喜美子の一生を、見守りながら、応援しながら見たいと思っています!

 ◇ヒロイン・戸田恵梨香さんのコメント

 主題歌を歌われると最初に聞いたときに深く納得しました。喜美子と同じく、Superflyの越智志帆さん自身もとてもパワフルで、元気をもらえる方です。喜美子の情熱やエネルギーは、志帆さんに通ずるところが大きいと思います。喜美子という女性を、音楽で表現するのに、最もふさわしいアーティストだと感じています。志帆さんが、創造された曲「フレア」を聴いて、私自身も、スカーレットの世界観をより大きく膨らませてイメージすることができました。「恐れ入った」という感じです。みなさまにも聴いていただくのが楽しみです。

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