高畑勲監督:明日、NHK・Eテレ「日曜美術館」で特集 熱き信念をゆかりの人々が語る

昨年4月に82歳で亡くなった高畑勲監督
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昨年4月に82歳で亡くなった高畑勲監督

 昨年4月に82歳で亡くなった高畑勲監督を特集したNHK・Eテレの番組「日曜美術館『アニメーション映画の開拓者・高畑勲』」が9月8日午前9時から放送される。アニメーション映画は「思想を表すことができる」「ただのファンタジーではない」と信じ、リアリティーを追求し続けた高畑監督の熱き信念をゆかりの人々が語る。

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 「日曜美術館」は絵画、彫刻、工芸、書、現代アートなど、さまざまな作品を鑑賞しつつ、作品に隠された事実などの物語を紹介する。

 この日の番組ゲストは、高畑監督の助手を務めたこともあり、異例のロングランヒットを記録した劇場版アニメ「この世界の片隅に」を手掛けた片渕須直監督、高畑監督の「かぐや姫の物語」で、かぐや姫の声を担当した女優の朝倉あきさん。また「天空の城ラピュタ」「火垂るの墓」「もののけ姫」といったスタジオジブリ作品の背景画を担当したアニメーション美術監督の山本二三(にぞう)さんや、フランスアニメーション界の鬼才ミッシェル・オスロ監督も出演する。

 背景や人物表現の一つ一つに、臨場感や説得力を追求した高畑監督が、「アルプスの少女ハイジ」「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」「かぐや姫の物語」といった作品を通して現代に残したメッセージを読み解く。

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