なつぞら:「大草原の少女ソラ」豪華原画陣判明 「トトロ」佐藤好春さん、「セロ弾きのゴーシュ」才田俊次さんら起用

NHK連続テレビ小説「なつぞら」の劇中アニメーション「大草原の少女ソラ」のワンシーン=NHK提供
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NHK連続テレビ小説「なつぞら」の劇中アニメーション「大草原の少女ソラ」のワンシーン=NHK提供

 女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の劇中アニメーション「大草原の少女ソラ」の原画を、スタジオジブリの劇場版アニメ「となりのトトロ」の作画監督などで知られる佐藤好春さんらが手掛けていることが分かった。

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 佐藤さんは「となりのトトロ」「おもひでぽろぽろ」といったスタジオジブリ作品、「赤毛のアン」「トム・ソーヤーの冒険」などの数々の世界名作劇場シリーズに携わってきたベテランアニメーターだ。

 そのほか「大草原の少女ソラ」の原画には、故・高畑勲監督の劇場版アニメ「セロ弾きのゴーシュ」での“1人作画”が有名で、「アルプスの少女ハイジ」にも参加していた大ベテランの才田俊次さんを起用。

 さらに昨年公開の劇場版アニメ「ペンギン・ハイウェイ」を手掛け、注目を集めた石田祐康さん、テレビアニメ「恋は雨上がりのように」のキャラクターデザイン・作画監督として好評を得ている柴田由香さん、「Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-」の作画監督・丹羽弘美さんらが原画として名を連ねている。

 なお丹羽さんは、劇中でヒロインのなつ(広瀬さん)が原画を任されるようになってから、手元吹き替えを担当し、ドラマを支えたという。

 「なつぞら」は、100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。戦後、北海道・十勝地方に移り住み、移民1世の柴田泰樹から開拓者精神を学んだなつは、高校卒業後に上京。当時「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽に手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく。

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