綾野剛:笑福亭鶴瓶から“おばちゃんみたいな性格”と評され弁解 「アフターフォローですやん」

映画「閉鎖病棟-それぞれの朝-」の完成披露舞台あいさつに登場した綾野剛さん
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映画「閉鎖病棟-それぞれの朝-」の完成披露舞台あいさつに登場した綾野剛さん

 俳優の綾野剛さんが9月26日、東京都内で行われた映画「閉鎖病棟-それぞれの朝-」(平山秀幸監督、11月1日公開)の完成披露舞台あいさつに、主演を務める笑福亭鶴瓶さんらと登場。綾野さんとの共演について、鶴瓶さんが「臨む姿勢とかいろいろ教えられました。ただ性格が細かい。おばちゃんみたいな性格。お母ちゃんと一緒にいてるみたい(笑い)」と感謝しつつ指摘すると、綾野さんは、「鶴瓶さんの前だとみんなまあまあ気を使うから料理に手をつけられなかったりするので、さっと僕が取り分ければ、いっせいに食べられる。そういうアフターフォローですやん(笑い)」と切り返し、場内を笑わせていた。

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 綾野さんは公私ともに親交が深い鶴瓶さんとの共演を、「改めてどうなるのかなっていう楽しみと不安もあったけど関係なかった」と振り返り、「ある意味では劇中の役同士の関係性はもちろん、そこに鶴瓶さんと僕の関係も踏襲していいのではと思えた。鶴瓶さんだからできたこともたくさんあった。鶴瓶さんもそうでしょう?」と説明。聞いていた鶴瓶さんは、「今(共演したエピソードを)言おうと思ってたよ。なのに『鶴瓶さんもそうでしょう?』って(先に言った)」とツッコミを入れていた。

 また鶴瓶さんの差し入れの話題で、「よう差し入れしたで。うどん屋さん持っていった」と六本木にある名店を“店ごと”手配したことを明かすと、「あんなの初めて見ましたよ」と驚いたと綾野さん。「スタッフがいいように回ってほしいと思った。やりがいのあるいいスタッフだった」と鶴瓶さんは差し入れの理由を感謝の言葉で語った。

 イベント終盤には今作の主題歌を担当する韓国人歌手のKさんが登場。主題歌「光るソラ蒼く」を弾き語りで熱唱し、会場を盛り上げた。舞台あいさつには、小松菜奈さん、平山監督も出席した。

 「閉鎖病棟」は、精神科医でもある作家の帚木蓬生さんによる1995年の小説で、長野県小諸のとある精神科病院を舞台にしたサスペンス。母親や嫁を殺めた罪で死刑となりながら、刑の執行が失敗し生きながらえ、精神科病院に入院している男・梶木秀丸(鶴瓶さん)は、幻聴にさいなまれている患者・チュウさん(綾野さん)、父親からのDVが原因で入院する女子高生・由紀(小松さん)という2人の患者と心を通わせる。ところが彼らの日常を一変させる殺人事件が院内で発生。事件に隠された真実とは……というストーリー。

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