広瀬すず:スカウトした鈴鹿央士とスペシャル対談 「不思議な存在感」と演技絶賛

映画「蜜蜂と遠雷」に出演する鈴鹿央士さん(左)と広瀬すずさん (C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
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映画「蜜蜂と遠雷」に出演する鈴鹿央士さん(左)と広瀬すずさん (C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

 映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督、10月4日公開)で、銀幕デビューを果たした俳優の鈴鹿央士さんと、鈴鹿さんをスカウトした女優の広瀬すずさんによる、スペシャル対談映像が9月27日、解禁された。映画を鑑賞した広瀬さんが、鈴鹿さんの演技について「感動しました。すごいですね。無重力な世界にいそうな、不思議な存在感でした。普段の央士くんは独特な雰囲気なんですが、(演じた風間塵と)リンクする瞬間があって、すてきでした」と絶賛している。

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 鈴鹿さんは、当時通っていた高校がロケ地となったため、映画「先生、、、好きになってもいいですか?」のエキストラで参加したところ、広瀬さんの目に留まりスカウトをされた。昨年は男性ファッション誌「MEN’S NON-NO」(集英社)のオーディションでグランプリに選ばれ、同誌の専属モデルに。今年は広瀬さんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説「なつぞら」や、11月公開の映画「決算!忠臣蔵」にも出演。

 対談では広瀬さんが、鈴鹿さんをスカウトした経緯について「(映画の撮影中に)なんて顔の小さい子がいるんだろうと……と思った。顔が小さいのが目立っていた」と明かすと、鈴鹿さんは「すごく人生が3年間で変わった。映画『蜜蜂と遠雷』もあって、芸能界という世界に入って、すごくたくさんの人に出会って、人との出会いを好きになれた3年間でした」と、広瀬さんに感謝している。

 鈴鹿さんの言葉を受けて、広瀬さんは「このお仕事は、入ってすぐに好きになれる世界ではない。私自身、最初はずっと苦手意識が残っていたので。(鈴鹿さんを)3年間見ていて、“好き”に出会えたといってくれて、あの時、事務所の人に『すごい可愛い、小さい顔の子がいるんです』と、言ってよかったなと思いました。心配していたんです」と語っている。

 映画は、2017年に「直木三十五賞」「本屋大賞」の史上初のダブル受賞を果たしたした恩田陸(おんだ・りく)さんの小説を実写映画化。物語は国際ピアノコンクールを舞台に、国内外のジュニアコンクールを制覇するも、13歳のときに母を亡くし、ピアニストになることから長らく逃げてきた元天才少女の栄伝亜夜(松岡茉優さん)、社会人となり妻子を持ちながらも夢をあきらめきれず、最後のチャンスと決意してコンクールにエントリーした高島明石(松坂桃李さん)、音楽エリートとして超名門音楽院に在籍し、優勝候補最有力の重圧に挑むマサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィンさん)、今は亡き世界最高のピアニストが遺した謎の少年・風間塵(鈴鹿さん)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦や運命と成長を描く。

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