女優の長澤まさみさんが、舞台「ガールズ&ボーイズ」で、一人芝居に挑戦することが10月1日、分かった。2000年の「東宝シンデレラ」のグランプリでデビューし、芸能生活は20年という長澤さんだが、一人芝居に挑戦するのは初めて。
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「ガールズ&ボーイズ」は、2018年にアカデミー賞女優のキャリー・マリガンさんによってロンドンで初演された舞台。1人の女性が、ある空港で夫となる人物と出会い、恋に落ちて結婚するが、幸せなはずの生活が突然崩れ始める……というストーリー。
東京・新国立劇場の演劇芸術監督を務める小川絵梨子さんが、ロンドンで同作を観劇し強い衝撃を受けて上映権を獲得。日本で演じる最初の人物として長澤さんを指名したという。演出は蓬莱(ほうらい)竜太さんが務め、2020年5月に新国立劇場の小劇場で公演される。
長澤さんは「実際、一人芝居のオファーをもらうなんて思いもしなかった訳ですが、私自身の成長を楽しんでくださっている観客の皆さんに面白がってもらえるよう、この機会を恐れずにまずは試してみようかなと思っているというのが正直なところです」と意気込み、「演出の蓬莱さんをはじめ制作スタッフやチームの皆さんと一緒に同じ方向を向いて歩いて行けたらと思います」とメッセージを寄せている。
小川さんは同作を観劇して「まさに今の時代を映した秀逸な女性の一人芝居であり『この作品をぜひ日本で上演できないか』と考えました」と経緯を説明。長澤さんの起用については「素晴らしい作品ではあるけれど、演じる俳優にとってかなりハードルが高いことは間違いない。そして誰にこの難役とも言える主人公を演じてもらえばいいのか……。劇場スタッフとも話し合った末に出した結論は、長澤まさみさんなら生き生きと、繊細さと力強さの両面を持ったこの主人公を演じてもらえるのではないかということでした」と話し「長澤さん、そして演出の蓬莱竜太さんと共に、2020年5月、念願の日本初演に向けてスタートしたいと思います」とコメントしている。