俳優の新田真剣佑さんと北村匠海さんがダブル主演する映画「サヨナラまでの30分」(萩原健太郎監督)の“音楽フェス”シーンの撮影が今年夏、長野県松本市のアルプス公園で3日間かけ行われた。実在する音楽フェス「りんご音楽祭」とコラボし、総勢600人のエキストラが参加。新田さん、北村さんに加え、葉山奨之さん、上杉柊平さん、清原翔さん、久保田紗友さんのバンドメンバーは演奏を何度も繰り返したといい、萩原監督は「演奏シーンが圧巻で、それぞれが本気で努力し、自分自身を乗り越えてくれました。映画を通してどんどん魅力的に成長していくみんなの姿には本気で感動しました。ぜひ劇場で見ていただきたいです」と自信をのぞかせている。
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映画は、メジャーデビューを目前に解散したバンド「ECHOLL」のボーカルで、1年前にこの世を去ったアキ(新田さん)が遺したカセットテープを、人と関わることが苦手で就職活動も失敗ばかりの大学生の颯太(北村さん)がたまたま拾ったことから始まる物語。出会うはずのなかった2人だが、テープが再生される30分だけ、颯太とアキは入れ替わり一つの体を共有でき、颯太の体を借りたアキは「ECHOLL」のメンバーに再結成を迫る……というストーリー。
新田さんと北村さんがボーカルとギターを担当し、ギターを葉山さん、ドラムを上杉さん、ベースを清原さん、ピアノを久保田さんが演奏。それぞれがクランクイン前に楽器を猛特訓し、撮影前には東京・下北沢のスタジオに全員で集まって練習し、役柄同様に絆を深めたという。
“音楽フェス”シーンは、シンガー・ソングライターの米津玄師さんの大ヒット曲「Lemon」のミュージックビデオなどで知られる今村圭佑さんが撮影。全体像だけでなく、新田さん、北村さん、久保田さん、葉山さん、上杉さん、清原さんの演奏する手元や表情も追い、キャスト陣のきらめく瞬間をカメラに収めた。
特に新田さん、北村さんの繊細な表情、力強い目、歌声が印象的で、萩原監督の「カット!」がかかるたびに、スタッフから「グッときた」「鳥肌が立った」といった声が上がるなど、キャスト陣が本気で挑んだフェスシーンは、躍動感にあふれ、感動的なシーンに仕上がった。
井手陽子プロデューサーも「印象的だったのは、観客役として集まってくださった多くのエキストラを前にしたときの、ステージに立った俳優たちの変化でした。緊張感がありながらも、自由に、そして、とても楽しそうに演奏する姿は、それまでスタジオで練習していた時よりも、各段に熱を帯びたものでした。何度も同じ演奏を繰り返し撮影していたにもかかわらず、途切れない集中力の高さ、繰り返せば繰り返すほど、その短い時間の中で、さらに上達していくさまに感動すら覚えました」と振り返っている。
映画は2020年1月24日に公開される。
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