山谷祥生:テレビアニメ「星合の空」で難役挑戦 特別な感情をどう表現するのか?

「星合の空」で飛鳥悠汰の声優を務める山谷祥生さん
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「星合の空」で飛鳥悠汰の声優を務める山谷祥生さん

 中学校の男子ソフトテニス部が舞台のテレビアニメ「星合の空」。「天空のエスカフローネ」「ノエイン もうひとりの君へ」などの赤根和樹さんが監督のオリジナルアニメで、さまざまな問題を抱える少年たちの青春を描いている。男子ソフトテニス部マネジャー・飛鳥悠汰役の山谷祥生(やまや・よしたか)さんに、アフレコの様子、アニメの見どころなどについて聞いた。

 ◇ただの尊敬、憧れではない感情を意識

 --作品の印象を教えてください。

 すごくセンセーショナルで、今までなかなか描かれてこなかったような難しいテーマも扱っています。ほかにはない特別な作品。だからこそ、関われることがうれしかったです。ただ、ここまでヘビーなものだとは思っていませんでした。第1話から、これが描けるんだ! という驚きが大きかったです。

 --悠汰は繊細なキャラクターです。男子ソフトテニス部のキャプテンの新城柊真に特別な感情を抱いていることも明らかになります。

 最初に監督からキャラクターの説明がありましたが、LGBTであるということはおいおい教えてもらいました。確か第3、4話あたりのアフレコだったかな? 納得できるところがあったんです。第1話から柊真を目線で追っていて、いじめっ子から自分を守ってくれるヒーローとして憧れている。ただの尊敬、憧れではないことは分かっていました。監督から柊真に特別な感情を抱いているという説明があり、そこをより強く意識するようになりました。

 --難しい役どころです。

 難しかったですね。どうしたら感情を表現できるのか?と考え、LGBTのことなどをいろいろ調べました。

 ◇サッカーに打ち込んだ中学時代 影響を受けた友人の存在

 --アフレコは男性が多いようですが、雰囲気は?

 部活みたいで楽しかったです。男子ソフトテニス部のメンバーの声優陣はほとんど同年代ですし、演技やそれ以外についても何でも話し合っていました。

 --ちなみにソフトテニスの経験は?

 兄がソフトテニスをしていたので、付き合ってやっていました。僕は中学時代、サッカー部でした。運動が好きで、小学校の時は5年間、野球をやっていて、高校はハンドボール部でしたね。

 --中学時代のサッカー部の思い出を教えてください。

 部員同士の衝突もありましたが、だからこそ、そこで育まれるものがありました。いろいろな人間がいて、考え方も違う。そんな中で、人の気持ちを酌んだり、個性を尊重することの大切さを知ったり、精神的に成長させてもらいました。今になってみれば、いい経験だったなと思います。

 --その頃から声優を目指していた?

 声優という言葉も知りませんでした。部活に没頭していて、部活が終わると、家に帰って、ご飯食べて、寝るだけの生活だったので。中学3年生の時に、アニメ好きの友人がいて、僕もアニメを見るようになったんです。高校でもアニメ好きの友人がいて、段々と知識が深まっていきました。声優は格好いいな! と思っていたけど、なかなかなれないことを知って、そういう仕事があるんだ……くらいの気持ちでしたね。それと、僕にすごく影響を与えた子がいるんです。今はマンガ家になっているんですけど。

 --どんな友人ですか?

 小学校の時から友人で、ずっとマンガ家になりたい! と夢に向かっていて、プロになった。僕は声優になって、アニメに関わっている。近いところにいるというのが不思議ですね。

 --その友人の作品がアニメ化されて、山谷さんが出演したらすごいことですね。

 彼は「いつかアニメ化したら出てほしい」と言っているのですが、僕としてはちゃんとオーディションを受けて、役を勝ち取りたい。本当にそうなったら「バクマン。」みたいですね。

 --最後に、アニメの見どころを教えてください。

 現実にあるたくさんの問題が凝縮されています。考えさせられることも多い作品です。ソフトテニス部員の絆が深まる中で、問題に向き合うことになります。見た後に笑顔になれるかと言うと、そういうわけではないかもしれません。彼らの成長を見守っていただければ、うれしいです。

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