ガンダム:世界的工業デザイナー奥山清行がデザイン 「動きにこだわり」 ザクも

「ガンプラビルダーズワールドカップ2019」の世界大会決勝に登場した「EXILE」のMAKIDAIさん(左)と奥山清行さん
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「ガンプラビルダーズワールドカップ2019」の世界大会決勝に登場した「EXILE」のMAKIDAIさん(左)と奥山清行さん

 アニメ「ガンダム」シリーズのプラモデル「ガンプラ」の作り手世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(W杯)2019」(バンダイスピリッツ主催)の世界大会決勝が12月8日、ガンダムベース東京(東京都江東区)で行われ、ゲストとして工業デザイナーの奥山清行さんが登場。自身が代表を務める「KEN OKUYAMA DESIGN」がRX-78-2ガンダムのプラモデル「HG 1/144 ガンダムG40 (Industrial Design Ver.)」のデザインを手がけたことから、その秘話を明かした。

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 エンツォフェラーリ、マセラティ・クアトロポルテなどのデザインで知られる世界的な工業デザイナーの奥山さんは「僕はファーストガンダム世代。工業デザインをするきっかけの一つがガンダムでした」と述懐。今回のデザインについては「ファン代表でありたかった」とした上で、「ガンダムは工業製品として矛盾がある。それを片っ端から解決していった。ガンダムMk-IIは工業製品として完成しているのですが、Mk-IIにならないようにしました。背中のビームサーベルを手に取れるようにするなど動きにとことんこだわりました」と説明した。

 イベントには、ダンス・ボーカルグループ「EXILE」のMAKIDAIさんもゲストで出席。奥山さんがデザインしたガンダムを映像化する「機動戦士ガンダム40周年記念 ガンダム×KEN OKUYAMA DESIGN×LDH JAPAN “G40プロジェクト” PV」の一部も公開された。映像は連邦編、ジオン編の2種類で、奥山さんがデザインしたザクも登場。「THE RAMPAGE」「FANTASTICS」がテーマソングを担当する。

 奥山さんは「これでG40は終わりではなく、始まり。この先、いろいろな発展がある」と明かした。KEN OKUYAMA DESIGNが手がけたプラモデルはバンダイスピリッツから12月14日に発売される。価格は3300円。

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