福原遥:21歳の胸の内…「この人がいるから頑張れる」と思ってもらえるように 実写「ゆるキャン△」主演

連続ドラマ「ゆるキャン△」で主演を務める福原遥さん
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連続ドラマ「ゆるキャン△」で主演を務める福原遥さん

 テレビアニメ化もされたあfろさんの人気マンガを実写ドラマ化した「ゆるキャン△」(テレビ東京ほか)で主演を務めている福原遥さん。昨年は1月期の「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)を皮切りに、「コーヒー&バニラ」(MBSほか)、「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」(読売テレビ・日本テレビ系)といったドラマにレギュラー出演。また「4月の君、スピカ。」「映画 賭ケグルイ」「羊とオオカミの恋と殺人」と出演映画も公開され、幅広い演技で視聴者を魅了した。2009~2013年に放送されたNHK・Eテレの番組「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」での“まいんちゃん”のイメージが残る彼女も今や21歳。女優として着実に成長を遂げている福原さんに、その胸の内を聞いた。

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 ◇人気原作ものはいつも「プレッシャー」 「誰よりも役のことを深く知る」を大切に

 「ゆるキャン△」は、マンガ誌「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)で連載中。女子高生たちがキャンプをしたり、日常生活を送ったりする様子を緩やかに描いている。ドラマは原作に可能な限り忠実に、ロケ場所にもこだわりながら撮影し、福原さんはソロキャンプが趣味の女子高生・志摩リンを演じている。

 人気原作ものに携わるときは、それが映画であれ、ドラマであれ、いつも「プレッシャーはありますね」と話す福原さん。「『ゆるキャン△』も原作がすごく愛されていて、ファンの方もたくさんいるので、『大丈夫かな?』っていうのは今回もありました。でも、すぐに気持ちを切り替えて、原作ファンのみなさまにも見ていただけるくらいの作品にするぞって、やる気が出ました」と振り返る。

 演じる志摩リンは、福原さんのパブリックイメージとは異なるクールキャラだ。「ファンの方に『キャラが違う』って思われないよう、原作をしっかりと意識して演じようとは思っていたんですけど。どうしてもドラマだとリンちゃんの魅力が伝わっていないんじゃないかと不安で。リンちゃんは表情があまりない分、楽しんでいるつもりでも、楽しくなさそうに見えてしまったり。だからこそ、リンちゃんはキャンプが好きで、誰よりもキャンプを楽しんでいるっていう部分が、見ている人に自然と伝わるようにと思いながら、演じています」と明かす。

 そんな福原さんが役作りでもっとも大切にしているものとは何なのか? 「誰よりも役のことを深く知るというか、役について誰かに何か聞かれたら、すぐ答えられるようにはしたいですし、誰よりも一番、その役を愛するというか、役を大切にしようっていうのはいつも心がけています。そのときそのときを演じるだけじゃなく、本当にその人が普段、どういう生活をしているのかが見えるように演じたいなって、毎回思っています」と答えてくれた。

 ◇2020年の目標は… 「3年A組」に恥じないような生き方を

 「ゆるキャン△」では昨年放送のドラマ「3年A組」でクラスメートだった大原優乃さん、箭内夢菜さんとの再共演が実現した。改めて1年前を振り返ってもらうと、「あのドラマ(3年A組)自体、メッセージ性の強い作品で、自分自身にも(菅田将暉さんが演じた柊一颯)先生の言葉が響いたし、先生の目が本当に忘れられなくて、今思い出しても鳥肌。本当にいろいろなことを吸収させてもらって、お芝居ももっともっと好きになりましたし、これからもあの作品に恥じないような生き方をしたいなって」と思いは強い。

 また、「3年A組」をはじめ、充実の日々を送った2019年を経て、2020年の目標に「人間的に魅力のある人になる」と掲げる福原さん。具体的には「努力している人、前向きな人、自分がやりたいことを貫いている人、ちゃんと自分の考えを言葉にできて、周りに流されずに意見できる人」といい、「『この人がいるから頑張っていこう』と周りに思ってもらえるような人でいたいというか。菅田さんのような、そういうパワーを持った人になれたらなって思います」と語る。

 最後に、“まいんちゃん”を超えるような代名詞(代表作)が、そろそろ「ほしい」かどうか聞くと、「ほしいと思っています! “まいん”って呼んでもらえるのは本当にうれしいですし、私にとって大切な作品ですけど、それを超えるくらいの作品になるようにっていうことは、日々思っています」と目を輝かせていた。

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