テレビ大阪:自社制作のドラマ「深夜ドラマの枠組みを使って力をつけていきたい」

テレビ大阪制作のドラマ「抱かれたい12人の女たち」の会見に登場した山本耕史さん=2019年9月26日撮影
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テレビ大阪制作のドラマ「抱かれたい12人の女たち」の会見に登場した山本耕史さん=2019年9月26日撮影

 テレビ大阪(大阪市中央区)の田中信行社長は、1月の社長会見で、自社制作のドラマについて「ノウハウは他の在阪局に比べて遅れている。スタッフの育成、番組販売に向けてコンテンツをためていくためにも、深夜ドラマの枠組みを使って30分ドラマで力をつけていきたい」と話した。

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 テレビ大阪では2018年の7月にドラマの制作をスタート。「真夜中ドラマ」枠の2019年1月期の「面白南極料理人」は第56回ギャラクシー賞テレビ部門の奨励賞を受賞。現在は今井悠貴さん主演の「ハイポジ 1986年、二度目の青春。」を放送している。また、2019年10月期には山本耕史さん主演のドラマ「抱かれたい12人の女たち」を放送し、最終回は剛力彩芽さんが出演するなど話題となり、動画配信サービス「TVer」で上位にランクインすることもあった。

 田中社長は「いろんな枠組みでトライしたい。これによってコンテンツをためていきたい」とコメントした。

 社長会見では、2020年、同局は「アニメーション」「アジア」「AI」の「三つのA」を掲げて展開していくと発表。田中社長はAIも含めて、「デジタルで何ができるか探っている。リアル感を出したい。デジタルを実験場としてさまざまなトライをし、新しいコンテンツを見いだしていければと思っている」と話した。

 また、大阪のみの民放局として「天神祭や淀川の花火大会、堺の世界遺産など大阪の映像をきちんと撮っていきたい。大阪にはこだわっていきたい」とコメントした。

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