人気グループ「V6」の岡田准一さん主演で新選組を描いた司馬遼太郎の幕末小説を実写映画化する「燃えよ剣」(原田眞人監督、5月22日公開)の新カットが2月7日、解禁された。新選組副長の土方歳三(岡田さん)を筆頭に、局長の近藤勇(鈴木亮平さん)、一番隊組長の沖田総司(山田涼介さん)ら主要メンバーが、“黒”の隊服で勢ぞろいしている。新選組の制服は「ダンダラ」が有名だが、原田監督が「幹部クラスはダンダラを着なかった」「新選組は黒の集団であった」という説を採用し、衣装を制作した。
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同時に追加キャストが発表された。会津藩の公用人・外島機兵衛を酒向芳さん、新選組の中島登を渋川清彦さん、伊東甲子太郎を吉原光夫さん、市村鉄之助を「SixTONES」の森本慎太郎さんが演じる。
新選組と対立する倒幕派には、「人斬り以蔵」で知られる岡田以蔵を村上虹郎さん、歳三の因縁の相手である七里研之助を大場泰正さん、長州藩士で明治維新三傑の一人である桂小五郎を淵上泰史さん、池田屋事件の生き残りで知られる大沢逸平をマギーさん、同事件で襲撃される宮部鼎蔵を三浦誠己さんが演じる。
また、沖田に思いを寄せる芸妓(げいこ)・糸里を阿部純子さん、フランス軍陸軍士官であるジュール・ブリュネをベルギー出身俳優のジョナス・ブロケさん、歳三の実姉・のぶを坂井真紀さん、その夫で歳三の義兄の佐藤彦五郎を山路和弘さんが演じる。
原作は、1962年から64年にかけて週刊誌「週刊文春」(文藝春秋)で連載され、現在までに単行本・文庫を合わせた累計発行部数が500万部を超える大ベストセラー。
映画は、幕末の激動の時代、武州多摩の百姓の悪ガキだった土方歳三が、「武士になりたい」という熱い思いを胸に、近藤勇、沖田総司らと共に京都へ向かう。徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨(伊藤英明さん)を局長に擁し、新選組を結成。土方は“鬼の副長”と呼ばれ、討幕派勢力制圧に活躍を見せる。そんな中、土方はお雪(柴咲コウさん)と運命的に出会い、引かれあう。だが時流は、倒幕へと傾いていき……という展開。
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