女優の橋本愛さんが2月27日、東京都内で開催された「連続ドラマW パレートの誤算 ~ケースワーカー殺人事件」(WOWOWプライム、土曜午後10時)の完成報告会に出席。市役所の社会福祉課に勤める牧野聡美を演じる橋本さんは、今作で主演を飾ったことは「とてもラッキーなお仕事」だったと表現した。
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WOWOWの連続ドラマW初主演となる橋本さんは、今作のテーマの一つにもなっている経済理論「パレートの法則」に言及。「私自身、高校生くらいから『大体のことは2対8になるんじゃないかな』という思考があった。そうやって今まで生きてきて、年々それが確信に変わっていった。そのものさしを持つことで自分が安心できたり、希望を持てたりパワーになったりした」と語った。
その上で「同じ数字が(本作の)企画書に書かれていて、そのお話が自分に来たのは『これはやらなければならないし、運命的な何かがある』と感じて、お話の内容どうこうよりも、そこの運命性に飛び込んだのが最初の入り口だったので、ものすごく思い入れが強い。それでやると決めちゃったので、後から『つまらなかったらどうしよう』と思ったけど、大正解でした。原作小説も面白いですし、監督を含め、最高のスタッフさんと現場を共にできたことも超幸せだった」とニッコリ。「役者の皆さんも、それぞれの個性の強くて味がある。粒立った作品に仕上がっているので、とてもラッキーなお仕事でした」と語った。
小野寺淳一役の人気グループ「NEWS」の増田貴久さんは、WOWOWドラマに初出演。オファー当時は「『誰がオファーしてくれたんだろう?』『なんで俺なんだろう? な、なんで!?』とマネジャーさんに質問を投げかけた」と話した。オファーをした井上衛プロデューサーから手紙ももらったと明かし、「感動して、内容を見る前に『やります!』って言わせてもらった」と振り返った。
その後、撮影終盤に井上プロデューサーから「(起用理由を)『ちゃんと言葉にまとめられた』と言ってくださった。ドラマのテーマが生活保護とか重い中で『しっかり届ける普通の人が必要だ』とおっしゃってくれた。僕を通して、小野寺から見ると視聴者も見やすいのかなと思う。僕も普通の感覚で、一番普通の人が見たとき、どんな感じなんだろうと思いながらやらせてもらった」と話した。
ドラマは、殺害されたケースワーカーの素顔と不正受給の実態などを通じて、社会保障の闇と新たなる希望を映し出すヒューマンミステリー。報告会には、橋本さんや増田さんのほか、金田良太役の那須雄登さん(美 少年/ジャニーズJr.)、若林永一郎役の北村有起哉さん、安西佳子役の松本まりかさん、小林聖太郎監督、原作者の柚月裕子さんが出席した。3月7日から毎週土曜午後10時に放送。全5話で第1話は無料放送。
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