半沢直樹：ラジオドラマ版に宇梶剛士＆壇蜜が出演　社長・東田と愛人・未樹はその後…

　俳優の堺雅人さんが型破りな銀行マンを演じた連続ドラマ「半沢直樹」（2013年、TBS系）のオリジナルオーディオドラマ「『半沢直樹』 敗れし者の物語 by AudioMovie」（TBSラジオ、火曜午後4時10分放送）の第3章キャストに、俳優の宇梶剛士さんとタレントの壇蜜さんが決定したことが3月3日、分かった。「元西大阪スチール 東田満社長編　前編」は3月10日、「元西大阪スチール 東田満社長編　後編」は3月17日に放送される。

ウナギノボリ

解説：新たな“最高峰”を目指したガンプラ　45周年のこだわりとは

　オーディオドラマは半沢直樹の「倍返し」によって敗れ去った人々の“その後の人生”に焦点を当てたオリジナルストーリー。宇梶さんは、テレビドラマ版で半沢に“倍返し”された、元西大阪スチール社長・東田満を、壇蜜さんは東田の愛人・藤沢未樹を再び演じる。

　宇梶さん演じる東田は、東京中央銀行大阪西支店長の浅野匡（石丸幹二さん）と手を組み、5億円の融資を受けたのち計画倒産。見返りを浅野に渡し、自身は多額の隠し財産を作って逃走したが、半沢からの反撃に遭い、資産を差し押さえられてしまった“敗者”の一人だ。

　一方、壇蜜さん演じる未樹は、愛人として東田に寄り添い、計画倒産してできた隠し財産で自身のネイル店をオープンさせることを夢見ていた。しかし、東田から愛情を向けられていないことを知り、出店を事業として正当に評価してくれた半沢のバンカーとしての姿勢に心が揺れ、隠し財産のありかをばらしてしまう……というキャラクター。今回のオーディオドラマでは、2人がその後、どのような人生を歩んだのかを描く。

　宇梶さんは、今作への出演について「今回はラジオですが、東田のその後の人生が描かれるとは全く想像していませんでしたし、この話をいただいたときは『やるしかない』という気持ちになりました」と話し、「この作品で怒りや悔しさに心を支配されていた東田を支えてくれた未樹の愛情の深さを改めて知ることができました。東田と未樹の『その後』の人生を、多くの方に楽しんでもらいたいと思います」とコメント。

　壇蜜さんは「久しぶりに藤沢未樹を演じるということで、このキャラクターの魅力や演じている当時のことを思い出しました」と振り返りながら、「テレビドラマでなぜ未樹が東田を裏切ったか、この作品で答え合わせができたような気がします。今回改めて2人の信頼関係の強さを知ることができたので、ストーリーだけでなく、そういった人間模様も楽しんでもらいたいです」とアピールしている。