テレビ朝日:“新しい時代のテレビ局“目指す GP帯は低改編率も、深夜アニメ枠新設にeスポーツ番組レギュラー化

テレビ朝日
1 / 1
テレビ朝日

 テレビ朝日は3月12日、2020年4月期の改編を発表した。地上波とネットの枠組みを超えた“新しい時代のテレビ局“を目指し多様化するテレビ視聴環境にスピード感をもって対応、AbemaTVや新たなSVOD(定額制動画配信)サービスと連動するとしている。

ウナギノボリ

 今回の改編率は全日帯(午前6時~深夜0時)が12.6%、ゴールデン帯(午後7~10時)が17.1%、プライム帯(午後7~11時)が13.2%。「大下容子ワイド!スクランブル」の第2部が6年ぶりに正午スタートになったことから、全日帯は昨年同期より上げたが、他の時間帯はいずれも低めの改編率となった。

 火曜午後8時から、沢村一樹さんと「ミルクボーイ」が出演する新バラエティー番組「これって私だけ?」を編成。「これって私だけ?」と非常に個人的な興味ではあるが、言われてみれば見てみたいさまざまなモノを捜索するという内容で、沢村さんは、ゴールデンバラエティー番組の初レギュラーMCに、ミルクボーイは全国ネットのゴールデン初レギュラーとなる。これまで放送されてきた「名医とつながる!たけしの家庭の医学」は17日の放送で終了となる。

 GP帯は比較的落ち着いた編成となったが、深夜は新番組を数多く編成する挑戦的なラインアップ。深夜アニメ枠「NUMAnimation (ヌマニメーション)」を新設し、第1作として「イエスタデイをうたって」を放送。毎週月曜深夜1時56分からの放送で人気だった「テレビ千鳥」は、毎週火曜深夜0時15分に“昇格”。それまで同時間帯で放送されていた「バナナマンのドライブスリー」は、リニューアルして日曜午前のSP枠にお引っ越し。「バナナドライ部」として月1回ペースで放送。また、「テレビ千鳥」が編成されていた毎週月曜深夜1時56分からは、新番組「あの人が『いいね』した一般人」が放送される。

 また、“ナスD”の愛称で知られる同局の友寄隆英ディレクターの初冠番組「ナスDの大冒険TV」(毎週水曜深夜2時21分~)、バナナマン・設楽統さんがMCを務め、“探す”をテーマに、次世代のスター候補や未来のヒット企画など、好奇心が刺激されるアレコレを発掘する「探シタラTV」(毎週木曜深夜2時21分~)などを編成。さらにeスポーツの情報番組として月に1回放送してきた「ReAL eSports News」を毎週日曜深夜0時45分から放送する。

テレビ 最新記事